大島康徳さん妻・奈保美さん「強くて優しくてなんて見事な旅立ち方」「家族になれて幸せでした」

[ 2021年7月9日 14:58 ]

元プロ野球選手の大島康徳氏
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 元日本ハム監督で、大腸がんのため6月30日に亡くなった大島康徳さん(享年70)のブログが妻・奈保美さんによって9日に更新され、大島さんの最期の様子が明かされた。

 大島さんは2016年10月にステージ4の大腸がんで手術を受けていたことを翌17年2月に自身のブログで公表。肝臓に転移していることも同時に明かした。今年5月29日のブログでは腹水がたまっていることを公表し、6月3日に入院して腹水を抜く処置を受け6日に退院するも17日に再入院。在宅医療に切り替えて24日に退院したが、30日に亡くなった。

 この日、「旅立った日のこと」とのタイトルでブログを更新した奈保美さんは「皆様にきちんとお話できていなかったこと とても申し訳なくいつかお話しなければと、思っておりました」とした上で「主人の望みである『野球人として生きた自分だから、シーズン中の今は球界の皆様にも野球に関連するお仕事に携わる皆様にもご迷惑をかけたくない』という思いを汲み葬儀に関してもコロナ禍でもありますし主人の体調の急激な悪化により、私たち家族もどんどん変わるその展開になかなか付いていけず心と体の疲労がありましたことから家族のみで静かに見送ってあげたいと、これは私と息子の望みでもありごく近い親族のみの葬儀とさせて頂きました」と近親者による葬儀を終えてから7月5日に夫の死を公表した経緯を明かした。

 また、大島さんは自宅でもそれまで入院していた大学病院でもなく、緩和ケア病棟(ホスピス)で亡くなったことも報告。ホスピスに入った後は状態が安定していたため「このまま、病院で面会したり夜は泊まり込んだりしながら穏やかな日々を過ごせるのではないかと思っていたのですが」としながらも「入院3日目の朝5時頃『呼吸に変化が出始めました。すぐに来て下さい』と病院から連絡がありました。病室に入ると主人は寝ていました。酸素マスクは着けていましたがしっかり呼吸をして苦しそうな様子もなくまるで夢を見て寝ているかのような表情で静かに寝ていました。だから、私たちも主人の手を握り静かに、穏やかに、笑顔でずっと主人に話しかけていました。…二時間半くらい経ったでしょうか そこから段々と呼吸がゆっくりになりそのまま静かに本当に静かに眠るように旅立ちました」と最期の様子を明かした。

 「見送る私たちを最後まで笑顔でいさせてくれるなんて…なんて強くて優しくてなんて見事な旅立ち方なのでしょう」と奈保美さん。「天命を見事に全うする そのとても尊い瞬間を私と息子に身をもって見せてくれた 私たちはそう思っています。パパ、ありがとう。私たちはあなたの家族になれて幸せでした」と野球人として、夫として、父として最後の最後まで懸命に生き抜いた大島さんに感謝をつづった。

 また、大島さんの体調悪化後から奈保美さんが度々代筆してきた夫のブログについては「主人のブログは主人の言葉であるべきで私の言葉をこれ以上重ねてはいけない、と もうここで完結すべきと、結論を出しました」とも。ただ、まだ伝えたいこともあるため、現在アメブロ担当者と準備を進めていることも明かした。

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