パドレス2番手のキャマレーナが123年ぶりの珍記録 メジャー2打席目の初安打が満塁本塁打

[ 2021年7月9日 15:30 ]

メジャー初安打が満塁本塁打となったパドレスのキャマレーナ(AP)
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 ダルビッシュ有投手(34)が3回6失点で降板したパドレスでは2番手としてルーキーの左腕、ダニエル・キャマレーナ(28)が登板。メジャー2試合目の登板は2イニングで2安打2失点という内容だったが、4回2死満塁の場面ではサイ・ヤング賞を3回受賞しているナショナルズのマックス・シャーザー(36)から右越えに本塁打を放ち、7点を奪った“ビッグ・イニング”に大きな貢献を果たした。

 キャマレーナは地元サンディエゴのカテドラル・カトリック高校の出身。2012年のドラフトでヤンキースに20巡目(全体629番目)で指名され、昨年2月にパドレスとマイナー契約を結んだが、メジャーにデビューしたのは先月19日のレッズ戦(2回2/3で3失点)だった。

 ピッチングは2試合で防御率9・64とあまりいいところはないが、この日巡ってきたメジャー2打席目では見事な満塁本塁打。AP通信によれば、メジャー初安打がグランドスラムとなった投手は1898年ビル・ダグルビー(フィリーズ=1944年に70歳で死去)以来、実に123年ぶり。キャマレーナのマイナー時代の打率は・179(28打数5安打)で、長打と打点はこれまでに記録していなかった。

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