日本ハムと1年契約、西川 メジャー移籍かなわず「真っ白な状態」も「優勝を目指すのは当たり前」

[ 2021年1月22日 05:30 ]

契約を更改し色紙を手にする西川(撮影・沢田 明徳) 
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 ポスティングシステム申請もメジャー移籍がかなわなかった日本ハムの西川遥輝外野手(28)が21日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で契約更改交渉に臨み、4000万円増の年俸2億4000万円(金額は推定)で1年契約を結んだ。会見ではつらい胸中を告白。順調なら海外フリーエージェント(FA)権を今季取得するが、再挑戦を新しい目標とすることは据え置いた。

 申請したポスティングシステムの期限が切れたのは、米東部時間2日午後5時(日本時間3日午前7時)だった。西川は昨年内を自分のタイムリミットにしていたという。契約合意に至らず、夢が絶たれた虚脱感。「何もしないのが一番つらい。動いていないと狂っちゃいそうな感じだった。トレーニングの時しか、何も考えなくていい時はなかったので」。気を紛らわせるように元日から自主トレに精を出していた。

 「行けなかった時のことを考えていなかった。アメリカに行くのは簡単な話じゃない…と行けなくなって気付いた。自分の実力のなさを痛感した。人生で味わったことのないぐらいの挫折とか、情けなさとか、いろんなものを痛感しました」

 約3週間がたっても気持ちの切り替えが「うまくできていない」と感じている。「自分のメンタル、まだ弱いんだな…と思った」。1年間、夢に懸けてきた。コロナ禍のシーズンで打率・306、42盗塁の好成績。ポスティング申請に対して、オファーはあったという。しかし、最終的には代理人の「コロナの状況もある。この条件で行くのなら、日本でやる方がいい」という勧めにうなずいた。

 今季には海外FA権を取得できるが「行けなかったから今年頑張る、みたいな生半可な気持ちで去年一年やっていない。アメリカに行きたいモチベーションがなくなって、真っ白な状態」と話す。一つ確かなのは、残ったチームの勝利のためにプレーすること。「優勝を目指して頑張るのが当たり前。個人目標はまだ考えられていないが、成績を残すことに関しては絶対条件」と誓いを立てた。

 自主トレでは沖縄にも渡っていた。オリックス・吉田正との合同練習。「(昨季の)首位打者で、いろんな打撃部門で1位、2位なのが正尚。本当に勉強になる」と刺激を受けてきた。昨年末には巨人・坂本ともコロナ禍で断念した会食の代わりにトレーニング。2年連続リーグ優勝のリーダーに学ぶことは多かった。「どこにモチベーションを持っていくか。決めるものじゃなく、自分の中で見つかると思ってやっていく」。顔を上げて、再び道を進み始める。

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