日本新薬 今秋ドラフト候補・舩曳 プロ入りに意欲 俊足強打の大型外野手

[ 2021年1月22日 15:28 ]

日本新薬・舩曳海外野手
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 今秋ドラフト候補の日本新薬・舩曳海外野手(23)が22日、京都市内の同社で取材に応じ、プロ入りに意欲を示した。今年で入社2年目、1メートル83、83キロの大型外野手は「プロを目指しています」と言葉に力を込めた。

 持ち味は俊足強打。特に天理高時代から注目された「足」は、今も最大の武器だ。50メートル走のタイムは6秒0。さらに4秒を切ればプロでもトップクラスに入る30メートル走も3秒9台を誇る。「持ち味と思っています」。セールスポイントとして大々的に売り出していく。

 打力向上にも余念はない。高校通算17本塁打を誇り、昨年の都市対抗2回戦・三菱重工広島戦では左中間スタンドへ決勝本塁打を放つなど、一発長打を秘めた強打も持ち味の一つ。そこに、さらなる磨きをかける算段だ。

 まずは確率の向上を目指す。「打率の面で成績が残せていないので、そこを意識して。自分が本塁打打者ではないことは自覚しているので、足を生かした打撃ができるようになっていければと思っています」。持ち味の俊足を生かし、「H」ランプの量産を目指す。

 そして意識も改革する。「これまではシンプルに来た球を打つイメージでしたが、今は逆方向への意識を自分の中でしっかりと持って行こうと考えています。自分は左打者なので逆方向に打てば三遊間への詰まった打球でもヒットにできる。どんな形でもいいので、出塁していくことを心がけようと思っています」。引っ張り専門からの脱却により、ヒットゾーン拡大を図る。

 自らに似たプレースタイルの選手として、同じ右投げ左打ちで俊足強打の外野手、巨人・梶谷を参考にする舩曳。今年の目標はチームの日本一と、個人タイトル獲得に定めた。「チームとしての目標は都市対抗、日本選手権の優勝。個人的にはタイトルを狙っています。昨年は若獅子賞を狙っていましたが、獲れなくて。今年は橋戸賞(都市対抗の最優秀選手賞)か社会人ベストナインに選ばれるくらいの選手になりたいと思っています」。社会人最高峰の先に、プロの舞台を見据える。

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2021年1月22日のニュース