関東制覇の健大高崎 “無限列車打線”で日本一狙う

[ 2021年1月22日 22:22 ]

4番キャプテンの小沢のトス打撃(撮影・篠原岳夫)
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 昨年の秋季高校野球関東大会で優勝し、センバツ出場が確実な高崎健康福祉大高崎(群馬)が22日、群馬県高崎市の同校グラウンドで練習を公開した。

 センバツが有観客で開催する準備を進めることに対し、小沢周平主将(2年)は「色々な方に大会を行うための準備をしていただいている。感謝の気持ちです。(出場ならば)観客の方に自分たちのバッティングを披露できればと思います」と話した。

 昨秋は従来の機動力で圧倒する「機動破壊」に加えて、公式戦10試合で15本塁打と長打力で圧倒する強打戦が光った。青柳博文監督は「練習してきたことを出せた。甲子園で出てくる投手は全員良い投手なので簡単にはいかないが、結果を出せるように練習に取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 多くの部員が暮らす寮内では映画が歴代興収ランキング1位を獲得した「鬼滅の刃」がブームになっている。副主将の高村尚杜(2年)は原作漫画を全巻購入。うわさを聞きつけたチームメートが漫画を借りるため、高村の部屋に殺到しているという。練習では良いプレーを見せると、劇中での煉獄杏寿郎の台詞「うまい!」の声が飛ぶ。小沢主将は「映画は興収1位だったので、僕たちは高校野球の日本一を目指して、心を燃やします」と目を輝かせた。

 昨秋の関東大会は4試合で51安打32得点の強打線で制覇。打順のどこからでもつながり、試合終了まで止まらない“無限列車打線”で日本一を狙う。

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