阪神キャンプ“激変”、昨春から19人も入れ替え 超サバイバルに矢野監督「誰が開幕スタメンか楽しみ」

[ 2021年1月22日 05:30 ]

<阪神>21年の阪神1軍キャンプメンバー
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 選出された阪神1軍キャンプメンバーは42人。12年に並ぶ球団最多だった昨年の44人とほぼ同等数ながら17人(投手9人、捕手1人、内野4人、外野3人)が新たに選ばれた。

 目立ったのが若手の大量抜てき。新人は00年以降では01年に並ぶ最多6人で、2年目の西純、井上、育成枠の小野寺も加わった。今オフに獲得した加治屋と育成枠の鈴木も招集。矢野監督は、若い力は刺激を与えることで成長力が増すとし「新鮮力」が、チームにさらなる競争を生んでくれることを期待した。

 「その場に入って肌で感じないとわからないことって多い。ルーキーもそうだし、初めて1軍のキャンプに来る(小野寺)暖も含めて(他球団から来た)鈴木とか加治屋もそう。見たいというのがある。みんな同じような成長ではなく、早くなると思うんで。1軍の方が刺激があると思うので、ちょっと入れてみたいなというとこで、若いメンバーがちょっと多くなった」

 精神的な部分も含めてチームを支えた福留、能見、藤川らが退団しチーム変革が求められる今季。それでも、指揮官は決して後退していないと断言する。

 「全体的にレベルが上がってきている状態になっている。キャンプでさらに競争が激しくなって、開幕は誰がスタメンで来てるのかなというのは楽しみ。それがあってこそ、チームが強くなる。キャンプが終わった時にどうなってるか楽しみ」

 昨年のシーズン終了から、すでに開幕1軍生き残りをかけた戦いの一端は始まっているといっていい。しのぎを削る沖縄で、隙を見せればライバルに置いていかれる可能性はさらに高まる。「(チーム)スローガン通りにキャンプも挑戦」。17人の新たなバトルロイヤルが、チームを活性化させるのは必至。3年目を迎える矢野阪神のV奪回へ向けた本格的な挑戦が、間もなく始まる。(山本 浩之)

 ≪新人6人選出は01年以来≫阪神はドラフト5位・村上と同7位の高寺、育成1位の岩田将以外の6人を1軍キャンプメンバーに選出。新人の選出は19年の斎藤、木浪、近本以来2年ぶり。6人選出は01年の6人(藤田、伊達、沖原、藤本、梶原、赤星)以来で、03年の宜野座キャンプ以降では19年まで5度あった3人を上回る最多となった。

 ≪小野寺&鈴木 育成選手2人の1軍キャンプ入りは球団初≫
 球団史上初めて育成選手2人が春季1軍キャンプメンバーに選出された。

 2年目の小野寺は力強い打撃が売りの外野手。球団の育成野手では初めての1軍キャンプとなり「目標にしてやってきたので、選ばれたことはうれしい。持ってる以上の力は出せないので、今持っている力をしっかり出していきたい」と意気込んだ。昨春はオープン戦で1軍を経験したが、支配下登録は逃した。再び巡ってきたチャンスを今度こそモノにしたいところだ。

 鈴木は最速150キロの直球が持ち味の右腕。14年ドラフト1位で中日に入団も故障の影響もあって昨年オフに戦力外となり、今季から猛虎の仲間入りを果たした。「アピールさせてもらえる機会をもらったので、やってやるという気持ちになっている」。現状、残る支配下枠は1つだけで、競争は激しくなりそうだ。

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