広島・薮田 新フォームはオリ・由伸流 左足上げて少し止まる“2段モーション”「安定すると思う」

[ 2021年1月22日 05:30 ]

キャッチボールで左足を一時静止させる新フォームを試す薮田(撮影・河合 洋介)
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 広島・薮田和樹投手(28)が21日、オリックス・山本由伸投手(22)を参考に新たな投球フォームに取り組んでいることを明かした。投球時の安定性を高めるために、上げた左足を一度静止させてから投球する「2段モーション」にちかいもの。1軍スタートが決まった春季キャンプで再挑戦する先発争いに向け「由伸フォーム」を固めていく。

 ほんの一瞬の間合いに、完全復活への糸口を探す。薮田が今オフから試しているのは、上げた左足を一度静止させる新フォーム。止まる時間は、一見判別が難しいほどに短くても、今までと明らかな違いを実感している。

 「すっと(左足を)上げてから少し止まる。2段(モーション)みたいな感じを試しています。これまで、ゆっくりと足を上げていたけど、力を発揮するタイミングにムラが出てしまう。一度止まったところから始動すれば安定すると思う」

 昨季パ・リーグの最多奪三振のタイトルを獲得するなど球界を代表する投手に成長しているオリックス・山本を参考にする。薮田と同じノーワインドアップから、一度はっきりと静止して投げ始める形は、これ以上ない“お手本”といえる。「千賀(ソフトバンク)とかもそういう投げ方をする。止まらない時間が長いと、いろいろできる時間も長くなる。そういうのを消してシンプルにしたい」。リリースの瞬間まで力を逃がさないことで球威の向上にもつながるという。ブルペン投球で感覚を確かめながら、本格的に採用するかを見極める。

 さらに「康晃もどちらかと言うとそんな感じ」と、亜大の同期であるDeNA・山崎も思い浮かべた。年末年始は、都内で合同自主トレを実施。最多セーブを2度獲得した右腕も、昨季は守護神降格を経験。「あれだけ実績がある選手でも、1年ダメだっただけで、さらに火がついたように練習していた。刺激を受けた。自分もより一層レベルアップしないといけない」。自身も17年に15勝3敗で勝率第1位(・833)のタイトルを奪取して以降の3年間で通算3勝と低迷。2人だけが共有できる思いもあったに違いない。

 昨季はチーム事情から主に救援起用が続いたが9月13日阪神戦以降は4試合連続先発でフィニッシュ。10月22日の同戦では2年ぶりの先発勝利もマークし、春季キャンプでは再び先発争いを展開する。「先発、中継ぎ、いろいろと経験させてもらった。(新人の)若さという武器にも負けないように、自分もしっかりと体をつくってやりたい」。先発ローテーション返り咲きに向け、変化を恐れてはいない。(河合 洋介)

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