バイデン大統領就任でMLBに影響!?キューバとの移籍制度再合意に無観客継続も

[ 2021年1月22日 05:30 ]

オバマ氏(右)とタッチするロドリゲス氏(AP)
Photo By AP

 ジョー・バイデン米大統領が20日(日本時間21日)に就任し、2月中旬にキャンプイン予定の大リーグも大きく影響を受ける可能性が出てきた。

 一つはキューバとの間の移籍制度。18年12月、両国間でポスティングシステムと同様の移籍制度合意が発表されたが、トランプ政権で白紙に戻った。移籍に伴う譲渡金がキューバ政府の歳入になると米政府が難色を示したためだ。新体制ではキューバでの親善試合が実現したオバマ政権下のように融和路線に戻るとの展望もあり、移籍制度の再合意など交流に期待がかかる。

 一方で、新型コロナウイルス対策は前政権より厳しくなることが予想される。レギュラーシーズンは無観客だった昨年に対し、今年は早ければ2月のオープン戦で人数制限しての観客動員を模索しているものの、予断は許さない。今季は4月1日(日本時間2日)開幕で162試合の日程が発表されているが、再び無観客開催となれば、ひっ迫する各球団の経営がさらに打撃を受ける可能性がある。

 ≪大統領就任式にAロッド参加≫バイデン大統領の就任式に、ヤンキースなどで通算696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲス氏が姿を見せた。歌唱パフォーマンスを披露した婚約者の歌手ジェニファー・ロペスの同伴者として参加した。マーリンズでメジャー史上初の女性GMに就任したキム・アング氏は特別番組に出演。バイデン大統領と女性初の副大統領となったカマラ・ハリス氏を祝福した。

続きを表示

2021年1月22日のニュース