ソフトバンク 周東弾で4連勝!昨年4月以来の通算2号「気持ち良かったです」

[ 2020年10月5日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク8―4日本ハム ( 2020年10月4日    ペイペイD )

<ソ・日>6回、右越えに3ランを放つ周東(撮影・岡田 丈靖)
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 足の職人がバットでも魅せた!首位のソフトバンクは日本ハムに快勝した。5―4の6回に、周東佑京内野手(24)が右越えに今季1号の3ラン。1年半ぶりのプロ通算2本目が効果的な追加点となった。8回には二盗も決め、両リーグ最速で30盗塁に到達。チームは10月負けなしの4連勝で、2位ロッテとの2ゲーム差をキープした。

 マウンドにいた玉井は、東農大北海道オホーツク時代の3学年先輩だった。1点差に迫られた6回1死一、二塁。周東は「大学の時に“すげーな”と思っていた人」に2球で追い込まれた。ボール球を挟んだ4球目。内角146キロ直球を捉えた打球は、右翼テラス席に飛び込んだ。

 最近3カードでは38打数18安打、打率・474の大暴れ。打席での心構えを変えたことが、好結果につながっている。「前までは“打ちたい、打ちたい”で振りがでかい感じ。今はとにかく塁に出ようと思っている」と、スイングをコンパクトに修正した。平石打撃兼野手総合コーチは「前はボールの下に(バットが)入り過ぎていたが、今は軌道がいい」と好調の要因を分析した。

 当てにいくスイングではなく、強く振ることだけは変わらない。俊足の左打者なら、三遊間に転がしてヒットを増やす考え方もあるが「年を取って足が遅くなったら三遊間のゴロでもアウトになる。それでは長くできない。若いうちからしっかりスイングしないと」と、息の長い選手を目指すための思考だ。

 プロ初安打となる初ホームランを放った昨年4月21日の西武戦以来の通算2号。本拠地では初アーチとなり「気持ち良かったです」と笑顔を見せた。打率は最近3カードで・220から・264まで上がった。

 8回には二塁内野安打で今季4度目の猛打賞をマーク。直後に二盗を決め、チームでは2015年の柳田以来の30盗塁を記録した。初のタイトルに向けては「もちろん狙いたい」と力を込めた。
 チームは4連勝で2位・ロッテとの2ゲーム差をキープ。工藤監督は「(周東は)素晴らしい活躍。チームを引っ張ってくれている」と1番打者を称えた。

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2020年10月5日のニュース