DeNA・オースティン 来日初の1試合3発!6打点大暴れ!連敗4で止めた

[ 2020年10月5日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA9―3中日 ( 2020年10月4日    横浜 )

<D・中>7回、中越え2ランを放ったオースティン(撮影・島崎忠彦)
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 自慢のパワーを見せつけた。DeNA・オースティンが、来日初の1試合3発。「ヤッター!」。お立ち台では、久々の決めぜりふが響いた。

 技術の一発は、7回1死一塁の4打席目。又吉の144キロ、内角よりの低めの球をすくい上げた。最高到達点38メートルと高い弧を描いてバックスクリーン右へ。「うまく風に乗ってくれました」と謙遜したが、ラミレス監督は「今日の中で一番いい本塁打。うまくインサイドアウトで逆方向に本塁打できるのは完璧なスイングだ」と絶賛した。初回、3回と直球を左中間に放った2発よりも、理想的なバットスイングで生み出した一発。指揮官が「あれが打てれば、これからも量産できる」と期待を寄せるほどの、状態の良さを感じたスイングだった。

 数字も物語っている。この日が40試合目の出場。142打数で13本塁打となり、本塁打率(本塁打1本にかかる打数)は10・92になった。セ・リーグトップの24本塁打の巨人・岡本の13・67、パ・リーグトップの29本塁打の楽天・浅村の11・52をはるかにしのぐ、ハイペース。さらに脳振とうから復帰した9月12日以降は、18試合で9発と、ペースは上がっている。

 ハッスルプレーでのフェンス激突などで、欠場が続いた大砲が絶好調。連敗を4で止め、3位に復帰した。あす6日からは首位巨人との3連戦。ラミレス監督は「連敗の後には必ず連勝が来る。このモチベーションをぶつけたい」とさらなる爆発に期待した。
 (町田 利衣)

 ≪本塁打率は岡本、浅村抑えトップ≫オースティン(D)が来日初の1試合3本塁打。ゲーム3本塁打は9月22日ロッテ戦の浅村(楽)以来で、DeNAでは昨年9月11日巨人戦でソトがマークして以来18人目(23度目)。チームの新外国人では93年6月19日広島戦でローズが記録して以来27年ぶりだ。今季のオースティンは40試合に出場し142打数で13本塁打。打数÷本塁打数で算出する本塁打率は10.92。両リーグ10本塁打以上の打者では浅村(楽)の11.52を抑え最も高い。特に横浜スタジアムでは9本と量産。同球場での本塁打率は7.44(他球場18.75)とさらに跳ね上がる。

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