関本賢太郎氏が提案 虎の未来のため、藤浪はクローザー、大山は3番起用でタイトルを!

[ 2020年10月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1-7巨人 ( 2020年10月4日    甲子園 )

<神・巨(19)>7回1死一、三塁、吉川尚に適時二塁打を浴びて顔をしかめる藤浪(撮影・北條 貴史)
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 【関本賢太郎 視点】巨人に敗れ、残り30試合で13・5差。優勝の可能性は、きわめて低いと言わざるをえません。そこで本日は個人的意見として、2つの提案をさせてもらいたいと思います。

 1つ目は復活途上の藤浪の起用法についてです。僕の中では藤浪に、この機会に中継ぎのすべてを勉強してもらいたい。今はセットアッパーを経験していますが、タイミングがあるなら抑えも経験してほしいと思います。藤浪のスケールを大きくするためです。

 既にイニングまたぎも経験し、2イニング目に3点を失ったこの日は、中継ぎとしてイニングをまたぐ難しさを感じたでしょう。一方で1イニング目は走者を背負いながらも抑えた部分を自信にしていい。

 今後、先発に戻る、戻らないは別にして「投手・藤浪」を成長させる意味では、中継ぎの経験はとても大きいと言えます。そして、やるなら中継ぎの花形である抑えの経験もしてほしい。残り30試合。たとえばスアレスのセーブ王のタイトルが確定したタイミングや連投の場合などに「藤浪、1回、行こうか」となってもいいとは思います。

 2つ目は本塁打王を争う大山の打順です。大山は5番より3番で起用してほしいと思います。シーズンも終盤に入り、チームとしてタイトル争いのサポートも考えていいタイミングでしょう。今は巨人・岡本を追う立場で、向こうが4番を打っているなら大山は3番を打った方が打席数が増える可能性が高まり、有利になることは間違いありません。

 タイトルを獲得できれば、その自信が生み出す効果は計り知れません。大山本人は言うまでもなく、チームにとっても今後、4番に困る必要がなくなるくらい、大きな価値があると思います。

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