西武2軍で活躍する葛西真弓氏と「キッチンカー」

キッチンカーを背に笑顔の西武・葛西管理栄養士
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　西武は毎週月曜日に2軍トピックスを配信している。今週は2軍で活躍する葛西真弓氏（帝京大学スポーツ医科学センター助教）とキッチンカー。

　今季から球団では2軍遠征地（浦和、戸田、ジャイアンツ球場）で「キッチンカー」を稼働させている。試合前に選手やチームスタッフへ季節に応じた食材を提供しており「西武オリジナル」仕様だ。

　昨年5月、帝京大学と業務委託契約を締結し、管理栄養士が1、2軍にそれぞれ1名同行している。2軍担当の葛西氏が中心となり、栄養面を考慮したメニューを提供しているため、それまでの弁当配布から、遠征地での食事が劇的に変化した。

　キッチンカー導入は今年開幕前から検討が開始され、現場検証などを経て正式採用された。今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、開幕は約3カ月遅れたものの、無事イースタン・リーグも開幕。葛西氏が遠征先で、メニューボードに「本日のオススメメニュー」を記すと、若獅子たちは「今日はどれにしようかな？」と食事のトレーを彩っていく。

　新人の川野涼多は「夏は暑くてなかなか食が進まないときもありますが、自分のためを思って葛西さんが背中を押してくれています」と声をはずませた。

　「食事について個々に相談に来る選手もいます。そこでこれまでは生まれなかった会話も生まれている。選手の食事に対する意識が徐々に変わってきた証拠です」と葛西氏も笑顔で話していた。