ソフトバンク Vへの鍵を握るロッテとの直接対決

[ 2020年10月5日 09:00 ]

ソフトバンク・工藤監督
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 6月に開幕した今シーズンは、残り試合30前後になった。セ・リーグは巨人の独走が続いているが、パ・リーグは最後の最後までもつれそうな展開になっている。

 ソフトバンクは2位・ロッテとの対戦成績が4勝10敗1分け。昨年に続き、苦手としている。残り9試合の直接対決が、鍵を握るだろう。

 工藤監督はラストスパートの時期について「残り20試合くらいですかね」と話す。毎年のようにシーズン終盤の優勝争いを経験しているチームだけに「経験は生きてくると思う。こういう状況が普通になっていることが大事。普段通りにやること。誰でも意識はするが意識させ過ぎないように」と、ゲーム差が縮まっても、選手を集めて活を入れるような、特別なことはしていない。しびれる試合を経験している選手が多いのは、強みだろう。

 シーズン序盤に本調子ではなかった東浜、千賀ら先発陣が安定している点も好材料。野手は故障者が出ないように最善を尽くし、柳田、中村晃、グラシアルら、日々のコンディションを確認しながらDHを回してきた。周東、川瀬ら若手も試合を重ねる度に、1軍の舞台でも堂々とプレーするようになった。

 ソフトバンク、ロッテはともに残り28試合。11月3日からのZOZOマリンでの3連戦が最後の直接対決となる。普段なら日本シリーズも終わっているような時期に、最後の天王山が待っているかもしれない。(記者コラム・川島 毅洋)

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2020年10月5日のニュース