ヤンキース初戦先発のコールは今季レイズに苦戦…マー君先発は?ブーン監督「まだ決めていない」

[ 2020年10月5日 15:34 ]

ペトコ・パークでブルペン入りした田中(撮影・奥田 秀樹通信員)
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 ア・リーグ地区シリーズ開幕を5日(日本時間6日)に控え、田中将大投手(31)が所属するヤンキースが4日(同5日)、サンディエゴのペトコパークで前日練習を行った。

 第1戦でヤンキースはエース右腕のゲリット・コールが先発予定。移籍1年目の今季は7勝3敗、防御率2・84、合計73イニングで94三振を奪って期待に応えたコールだったが、レイズ戦に限れば3試合で防御率4・96(16回1/3で自責点9)と苦しんできた。

 中でも韓国出身スラッガー崔志万(チェジマン)にはキャリア通算12打数8安打3本塁打3二塁打、今季も2本塁打を許すなど大の苦手。左太腿裏を痛めてシーズン終盤は離脱した崔志万だったが、ポストシーズンから復帰しており、オンライン会見に応じたコールは「(崔志万は)いいスイングをしてくるから、もっと良い球を投げなければいけない」と警戒を強めていた。

 今シリーズでは中立地で移動日なしに5日連続で試合を行うという変則日程のため、先発投手は1戦ずつしか投げられない公算が強い。ただ、中3日で第5戦に投げるとした場合の調整について問われたコールは「適応できると思う」と返答。これまでシーズン中も一度も経験のない中3日での登板に意欲を見せていた。

 注目される第2戦以降の先発に関して、アーロン・ブーン監督はこの日も公表せず、「まだ決めていない。どういう順番になるかを検討している」と話すに留めた。

 この日の田中はブルペンで33球の投球練習。今季は公式戦もワイルドカードゲームでの登板もワインドアップで臨んだが、この日のブルペンでは昨年までのノーワインドアップ投法に戻して調整した。ペトコ・パーク初登板となる田中の登板日にも注目が集まる。

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2020年10月5日のニュース