早大 エース早川連投でドロー 救援で8回1死満塁のピンチしのいだ

[ 2020年10月5日 05:30 ]

東京六大学野球 第3週最終日   早大6-6法大 ( 2020年10月4日    神宮 )

8回1死満塁、法大・中村迅を見逃し三振に仕留めガッツポーズする早大・早川(撮影・河野 光希)
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 2回戦2試合が行われ、前日にリーグ戦初完封したドラフト1位候補の早大・早川隆久投手(4年)が法大戦に救援で連投した。2点差の8回1死満塁から登板し、1回2/3を無安打無失点。エースがピンチを抑え、同点に追いついて引き分けた。慶大は立大を4―2で下し、開幕からの連勝を4に伸ばした。

 これ以上離されたら負ける。2点差の8回1死満塁。小宮山悟監督は「早川しかいない」と連投となるエースを救援させた。3番・中村迅にフルカウント。早川は捕手・岩本のカットボールのサインに首を振り、力勝負を選んだ。「真っすぐを投げて打たれたら仕方ないし、三振を取れば勢いづく」。外角へこの日最速の149キロ直球。見逃し三振に仕留めると、左手でガッツポーズをつくった。

 「抑えたら絶対流れが来ると確信していた」。その裏無死一塁で早川が犠打を決め、熊田、代打・福本の連続長打で引き分けに持ち込んだ。前日112球で完封したエースを投入した小宮山監督は「おかげで奇跡的に追いつけた。頼もしかった」と成長に目を細めた。(伊藤 幸男)

 ▼法大・鈴木(前日に先発で138球。1点リードの8回1死三塁から連投も適時二塁打を浴びて追いつかれ)負けなかったのは良かったけど…。悔しさが残る。

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2020年10月5日のニュース