関本賢太郎氏 阪神・大山の右前打で感じる好調ぶり 糸井と2人で不調のサンズをカバーして

[ 2020年9月24日 07:13 ]

セ・リーグ   阪神0-4DeNA ( 2020年9月23日    甲子園 )

<神・D(18)>2回1死、大山は右前打を放つ (投手・上茶谷)(撮影・坂田 高浩)
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 【関本賢太郎 視点】阪神打線はDeNA先発・上茶谷投手の前に完封負けを喫しましたが、孤軍奮闘したのが大山です。状態は凄くいいと言えます。それを物語ったのが、第1打席の右前打です。

 カウント2―2。意識は外の変化球に行っていたはずです。確率的に言って、あそこで投手が投げてくるのは外の変化球が9割、それ以外が1割くらいだからです。去年までの大山なら「1割」を狙いに行っていたかもしれません。ですが、あの打席では「9割」を狙いながら「1割」に対応しました。配球の読み、そして技術的にも本当にレベルの高い打撃と言えます。しかも、あの一打は単に詰まったわけではなく、意識的に詰まらせていました。あの打ち方をされると、投手はもう内側で引っかけさせようとはしてきません。あの一打で内角球を封印したので、それ以降の打席も完全に優位に立ちました。他の打者が封じ込まれた上茶谷投手に対して、打つべくして打った3安打でした。凄くいい状態をキープしています。

 大山に加え糸井も状態が上向いています。ポテンヒットになるときは状態が上向いているとき。スイングスピードが出ていないと、内野と外野の間に落ちないからです。状態が悪い時はスイングスピードが出ず、バットの軌道も悪くなっているので、打ち損じるとあそこまで飛びません。あの2本のポテンヒットは、糸井の状態のよさを物語りました。

 ただ、サンズの疲労具合が心配です。この日もプレー中、少し腰をかばうような仕草が目に付きました。負けられない戦いが続くため休養がなく、それが響いてきているのでしょうか。とはいえサンズは不動の4番で、休ませることはできません。今までサンズに助けてもらった分を、みんなでカバーするときです。特に今こそ糸井でしょう。4番の疲れを両サイドの3、5番でカバーしつつ戦っていくしかありません。残り39試合、目の前の試合を勝つのみです。

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