日本ハム、連勝ストップ 回またぎ続投の堀が崩れ逆転サヨナラ負け

[ 2020年8月28日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム7―8西武 ( 2020年8月27日    メットライフ )

<西・日>9回1死満塁、サヨナラ打を打たれた堀はうなだれて引き揚げる(撮影・小海途 良幹)
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 長いシーズン、また6連戦を戦う上で、試合日であっても勝ちパターンの投手の「休養日」は必要不可欠だ。日本ハムにとってはまさしく、この日の西武戦が9回1点差の勝負どころで勝ちパターンの救援陣を投入できず、3人が重なる谷間の試合だった。8回2死から回またぎの登板となった5番手の左腕・堀が1死満塁から山川にサヨナラ打を浴び、今季最多5連勝を逃した。

 9回1死二塁から堀が左打者の源田、栗山に連続四球を与えて満塁とした。右打者の4番・山川を迎え、本来なら右腕へのスイッチも考えられる場面だったが、ブルペンではベテラン右腕・村田が準備を始めようかとした程度。栗山監督は試合後、「(堀は)信頼していかせた。今日は最初からそういう形だったので」と説明。抑えの秋吉、セットアッパーの宮西、玉井はいずれもベンチ入りしていたが、3人とも前日まで2連投。3連投を回避させる方針で、今季1セーブを挙げている左腕を最後まで信頼して起用する腹づもりだったのだ。

 同率で並んでいた楽天が勝利したため、わずか1日で4位に転落した。しかし、栗山監督は「しっかりやっていきます」と28日からの首位ソフトバンク3連戦を見据えた。ここまで同一カード6連戦が続き、移動試合がなかったが、今季初の移動試合。首位を叩いて再浮上を狙う。(東尾 洋樹)

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2020年8月28日のニュース