阪神・小幡の母・能夫子さんも初安打にほっと一息 「ヘッドスライディングで顔もスレスレでしたね」

[ 2020年8月28日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-3中日 ( 2020年8月27日    甲子園 )

ドラフト仮契約の際に、記念撮影に応じる(左から)母・能夫子さん、小幡竜平、父・正樹さん

 阪神の2年目・小幡竜平内野手(19)が、27日の中日戦で、うれしいプロ初安打を放った。大分市内の自宅でテレビ観戦していた母の能夫子さんに喜びを聞いた。

 ――先発2試合目で初安打。
 「本当によかったです。ハラハラドキドキして見ていました」

 ――走塁も気迫あふれていた。
 「アウトかセーフか微妙でしたけど、よかったです。砂だらけになって、恥ずかしかったですけど(笑)ヘッドスライディングで顔もスレスレでしたね」

 ――26日の初先発後は連絡した。
 「してないです。(25日に)初盗塁決めたときにおめでとうというLINEはしたんですけど、スタンプ一個返ってきて、終わりでした」

 ――守備も無難にこなしている。
 「セカンドに飛んできたときはヒヤヒヤしていますけど、守備からいい形につながってよかったです」

 ――初先発(26日)はいつ知った。
 「当日の夕方、仕事帰りに知りました。急いで帰って、そこからおなかが痛い思いでした」

 【小幡選手はこんな人】
 ☆生まれ&サイズ 2000年(平12)9月21日生まれ、大分県大分市出身の19歳。1メートル84、74キロ。右投げ左打ち。

 ☆球歴 明野北小3年からソフトボールを始め、投手兼遊撃手。明野中では大分明野ボーイズで遊撃手。延岡学園(宮崎)では1年秋から正遊撃手で、2年秋から4番を務める。3年春の選抜大会出場も初戦敗退。18年ドラフト2位で阪神入り。同学年に根尾昂(中日1位)、小園海斗(広島1位)、太田椋(オリックス1位)、藤原恭大(ロッテ1位)、吉田輝星(日本ハム1位)ら。

 ☆憧れの選手 同じ大分県出身で、同じ遊撃手の西武・源田。中学時代に所属した大分明野ボーイズの先輩にあたり、源田が在籍中に取り組んだテニスボールを使ったノックによる守備練習を、小幡は高校進学後も個人的な練習法として継続。

 ☆悩み 体重が増えないこと。昨年8月には「最近体重が減ってるんですよね」と入団当時の73キロから約3キロ減ったことを明かす。シーズン終了後は三食と間食で欠かさず白米を摂取し「プロテインも飲んで鍛えています。(鍛える箇所は)上半身も下半身も両方です」と体力強化に余念がなかった。

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