カブス・ダルビッシュ今季初勝利 6回2安打無失点 14年ぶりにけん制刺も

[ 2020年8月2日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス6―3パイレーツ ( 2020年7月31日    シカゴ )

<カブス・パイレース>6回無失点で今季初勝利を挙げたダルビッシュ(AP)
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 カブス・ダルビッシュ有投手(33)が今季初勝利を挙げた。前日に雨天中止でレッズ・秋山との対戦が流れてスライド登板も、その影響を感じさせず6回2安打無失点。三塁を踏ませない危なげない内容で圧倒した。

 「昨日は早く中止になり、早く家に帰ってリラックスできたのが良かった。序盤は制球が乱れたが、メンタルを整理し良くなった」

 初回先頭に四球を与えたが、すぐにけん制球で刺した。試合後に自身のツイッターで「西岡剛さんを刺して以来かな?実は今シーズンの目標でした!笑」とつぶやくほど、珍しい場面。日本ハム時代の06年9月23日のロッテ戦以来、14年ぶりのけん制刺でリズムに乗った。4回は圧巻の3者連続三振。力勝負で圧倒し「トップの位置からリリースまでの腕の使い方を少し変えている」とも明かした。

 6回2死からライナー性の打球が左でん部に当たるアクシデント(結果は遊ゴロ)には「最初はピリピリしていたが、今は大丈夫です」と笑った。86球で7回から救援陣にバトンを託したが、ケガの心配はないという。

 「カットボールやスライダーだけでなく、ナックルカーブを入れたのが良かった」とダルビッシュ。7月25日のブルワーズ戦での今季初登板は4回3失点で黒星も、しっかりと修正。ここから白星を積み重ねる。

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2020年8月2日のニュース