宇和島東・和田 「緊張で体が…」制球乱すも4回を無安打無失点

[ 2020年8月2日 05:30 ]

愛媛大会1回戦   宇和島東11-0八幡浜工 ( 2020年8月1日    丸山公園 )

<八幡浜工・宇和島東>6四死球を与えながら八幡浜工打線を4回無安打無得点に抑えた宇和島東のエース右腕・和田真虎(3年)
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 思ったように腕が振れない。開幕マウンドに立った宇和島東のエース右腕・和田は大きく制球を乱した。

 「緊張で体が…。それでも点を取られなかったのは成長かなと思います」

 2回は3四死球で2死満塁を招き、フルカウントの土俵際で外角低めに速球を決めて見逃し三振で切り抜けた。毎回6四死球を与えながら、3回の3者連続を含む毎回6奪三振で4回を無安打無失点。課題も収穫も多い83球となった。

 背番号18を付けた昨夏の甲子園大会では宇部鴻城との初戦に7回から登板し、3回を5安打1失点で毎回の3奪三振。粗削りな長身右腕として注目を集めた。コロナ禍により平日の練習は例年より2時間30分も短縮。投げ込みも不足し、最速137キロにとどまった。実戦を踏みながら、どこまで成長できるか。「次は…」。“連覇”を目指す夏本番はこれからだ。

 ◆和田 真虎(わだ・まなと)2002年(平14)4月21日生まれ。愛媛県宇和島市出身の18歳。6歳で軟式野球を始め、三間中、宇和島東高と投手一筋。高校では2年夏からベンチ入りし、19年夏の甲子園では1試合に救援登板。最速141キロ。目標はソフトバンク・千賀滉大。1メートル85、81キロ。右投げ右打ち。

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2020年8月2日のニュース