ヤンキース田中「この場所に戻ってこられ興奮」 登板後の状態は「いつも通り」

[ 2020年8月2日 12:46 ]

ア・リーグ   ヤンキース5―2レッドソックス ( 2020年8月1日    ニューヨーク )

<ヤンキース・レッドソックス>今季初登板で3回途中4安打2失点でマウンドを降りたヤンキース・田中将大(AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(31)が1日(日本時間2日)、本拠地ニューヨークでのレッドソックス戦に今季初登板。2回2/3回、51球を投げて4安打2失点、3奪三振1四球で降板し勝敗はつかなかった。チームは5―2で勝ち、5連勝とした。

 田中は初回、2回と無失点に抑えたが、リードが5点に広がって迎えた3回1死からベニンテンディに四球、ピラーに左前打されて一、二塁とされ、デバースを中飛に打ち取って2死としたものの、ボガーツに真ん中に入った直球を右中間適時二塁打され2点を失い降板した。

 キャンプ再開直後の7月4日の練習中に頭部に打球を受け「軽度の脳振とう」と診断され、リハビリを経て同16日に投球練習を再開。対戦形式の投球を行うなど順調に回復し、この日の登板を迎えた田中は試合後、「またこの場所に戻ってこられたという意味では興奮しましたし、登板を終えて、登板後の状態っていうのもいつも通りっていう感じで。まったくもって問題はなかったです」と話した。

 制球については「そこに関してはやっぱりゲームで、守備こういう風に完璧についてもらって、ゲームをやったっていうのが春以来、スプリングトレーニング以来なので、かなり不満はありましたけど、ブルペンでも投げていて、きょうの自分には備わってないと思ったから、コースを意識というよりは、高さ、低さ、あとは球の勢いというところを意識して投げました」と言い、最速94マイル(約151キロ)の直球に関しては、「自然とですね、やっぱ興奮してたっていうところも影響ありますし、球数が影響していた部分ももちろんあったんじゃないかなとは思います」と答えた。

 また、ファンのいない球場に「それはやっぱり普通ではないので、完璧に違和感がないと言うわけではないですけど、あとはやっぱりファンの方の声援ていうのはほんと、選手の背中を押してくれるんで、ファンの方がいたらもうあと2、3マイル速かったかもしれないですね、ファーストボールは」と話した。

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