阪神ドラ1・西純がプロ初の甲子園で躍動の投球 3回無失点で公式戦デビュー飾る

[ 2020年6月24日 14:23 ]

ウエスタン・リーグ   阪神―オリックス ( 2020年6月24日    甲子園 )

<ウエスタン神・オ>2番手で登板した西純(撮影・坂田 高浩)
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 阪神ドラフト1位・西純矢投手(18)がオリックス戦の4回から2番手として登板。プロ入り後初めて甲子園のマウンドに立った右腕は3つの三振を奪うなど3回3安打無失点と堂々の投球で、その潜在能力を見せつけた。

 最初から力強い直球が冴え渡った。まずは18年ドラフト1位の太田に対して3球続けて150キロの直球で追い込むと、最後はフルカウントからスライダーで空振り三振。ドラフト1位対決を制するとと、続く4番・モヤにはカウント1―2から内角高め150キロでバットに空を切らせて、2者続けて三振を奪ってみせた。2イニング目の5回は先頭の宗に中前打を浴びて初安打を許したが、続く大下を初球147キロで6―4―3で併殺に仕留めると、根本からはこの日3つ目の空振り三振を3球で奪ってみせた。

 グラウンド整備を挟んで迎えた6回は飯田、紅林に連打を浴びるなど1死二、三塁とされこの日最大のピンチ。それでも太田を初球のスライダーで捕邪飛に打ち取ると、モヤは149キロ直球で左飛に打ち取り無失点で切り抜けた。創志学園2年時に夏の聖地でみせた帽子を振り落としながらの投球をプロ初の公式戦でも披露。力強い直球を主体とした、明るい将来を予感させる甲子園初マウンドとなった。

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2020年6月24日のニュース