阪神・糸井が攻撃の口火　3番で3安打「前の2人が良い形を作ってくれたので」

セ・リーグ   阪神4―1ヤクルト （ 2020年6月23日    神宮 ）

初回、糸井が適時二塁打を放つ（撮影・小海途　良幹）
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　阪神・マルテの一発を呼び込んだのは3番に座る“超人”の一撃だった。23日のヤクルト戦、初回1死三塁で糸井がカウント2―1からイノーアのチェンジアップに食らいついた。前進守備の一塁線を破る先制の二塁打。今季初打点で攻撃の口火を切った。

　「前の2人が良い形を作ってくれたので、最低限ランナーを還したいと思っていました。抜けてくれて良かったです」

　開幕から2試合は1番としてリードオフマンの役割を担ったが、21日の巨人戦で昨季までの定位置とも言える3番に戻り、4打数3安打。この日も同じく中核として結果を残し、これで3試合連続安打とした。矢野監督も「ラッキーなところに飛んだというのはあるけどね、まあヨシオも元気にやってくれているんでね」と最敬礼。開幕3連敗からの巻き返しへ、やはりこの男の力は欠かせない。