ソフトB 来日初先発・ムーア6失点 チーム3連敗…投壊4戦29四死球

[ 2020年6月24日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3-11西武 ( 2020年6月23日    メットライフD )

<西・ソ>4回を投げ終えベンチに戻るムーア(撮影・西尾 大助)
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 被安打11、与四球11。ソフトバンクは投手陣が崩れ、今季ワーストの11失点で西武に大敗した。開幕戦でサヨナラ勝ちしてから3連敗を喫し、4試合目で借金2を抱えるのは13年以来7年ぶりの屈辱となった。工藤監督は「テレビを通して見てくれているファンの皆さんに申し訳ない」と声を絞り出した。

 来日初先発となった新外国人のムーアが、2回につかまった。2死一、三塁から9番・金子にストレートの四球を与えると、スパンジェンバーグには甘く入った直球を捉えられ、中越えに満塁弾を浴びた。21日のロッテ戦に続く2試合連続で満塁弾を許すのも、13年5月2、3日の西武戦以来7年ぶりだった。

 自らの失策も絡み、4回7安打6失点(自責4)でKOされた助っ人左腕は「四球や失策など打たれる以前に自分で自分を苦しめてしまった。もっとストライクゾーンで勝負しなければ自分の投球ではない。チームに申し訳ないし、絶対にやり返さないといけない」とコメント。工藤監督は「首を振っている部分もあったし、もう一回ミーティングですり合わせて(バッテリーが)お互いに納得していけるように」と問題点を指摘した。

 開幕4戦目を終え、投手陣は計29四死球。2番手の松本も3四球が2失点につながり、プロ初登板の尾形も3四球が絡んで3失点を喫した。試合後のコーチミーティングでは工藤監督が「しっかり勝負していけ」とハッパを掛けたことを明かし「四球は何も生まれない。明日から違った姿を見せてほしい」と投手陣に奮起を促した。

 守りでリズムをつかめなければ打線も苦しむ。昨季王者・西武との同一カード6連戦初戦を、嫌な形で落とした。強力打線相手に攻めの姿勢を貫き、残り5試合で巻き返すしかない。

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