待ってた!広島・菊池涼 20打席目で待望の今季初安打 自己ワースト記録にピリオド、思わず笑顔

[ 2020年6月24日 18:39 ]

セ・リーグ   広島―巨人 ( 2020年6月24日    東京D )

<巨・広>3回無死、中前打を放つ菊池涼(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 広島の菊池涼介内野手(30)が20打席目にして待望の今季初安打を放った。2018年に開幕から9打席、2019年には自己ワーストの開幕14打席連続ノーヒットと近年“スロースターター”気味だった菊池涼だが、今季は開幕19打席連続ノーヒットでようやくピリオドを打った。

 開幕から3試合連続で「2番・二塁」の“定位置”に入っていたが、前日23日の巨人戦(東京D)では2018年8月4日のDeNA戦以来プロ2度目の8番に入った菊池涼。だが、3打席で3打数無安打で開幕から18打席連続ノーヒットに終わり、この日も初回の第1打席は無死一塁で送りバント失敗に終わった。

 そして、鈴木誠、田中広と2本の2ランで4―0とリードして迎えた3回、ついにその時はやって来た。先頭で打席に入ると、巨人の先発左腕・メルセデスが投じた内角直球を中前に弾き返し、初安打をマーク。一塁ベース上ではホッとしたように思わず笑みを浮かべた。

 なお、広島野手の開幕連続ノーヒット記録は1960年森永勝治の42打席で、投手では2003年黒田博樹の54打席。元エース投手で、今季から指揮を執る佐々岡真司監督も1999年に開幕から47打席連続ノーヒットだったことがある。

 菊池涼は昨年11月、ポスティング制度を利用してのメジャー移籍を宣言したが、12月に断念。広島と4年契約を結んだ。

続きを表示

2020年6月24日のニュース