オリックス ジョーンズ特大1号も残念「Wが付けば、良かったのだけど」

[ 2020年6月24日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5―6ロッテ ( 2020年6月23日    ZOZOマリン )

5回、先頭のジョーンズが中越えにソロ本塁打を放つ(撮影・長久保 豊)
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 オリックスは23日のロッテ戦で1点優勢の9回に守護神ディクソンが同点適時打と押し出し死球でサヨナラ負け。勝率5割復帰は直前で吹き飛んだが、光明はジョーンズだ。0―3の5回先頭で二木の初球、外角直球をバックスクリーン右へ運ぶ来日1号ソロを放ってみせた。

 「日本で最初の本塁打、打点をスコアボードに刻むことができたのは良かった。W(=勝ち)が付けば、良かったのだけど…」と、痛恨の敗戦に言葉を選んで絞り出した。

 敗色ムードを一時吹き飛ばした瞬間だった。ダイヤモンドを一周し、左肩を2度ポンポンと叩いて本塁を踏みしめた。刻まれたタトゥーは最愛の母と2000年に亡くなった祖母の名前。「2人を思ってやっているんだ」。日米通算283本目のアーチは天国の祖母に届けた。

 記念球は米国の自宅に飾る。「メジャーでのホームランボールと、日本で打ったボールとしてね。新しいスタート。これから続けていきたいね」。鳴り物入りで加入した超大物の打棒が救いだ。(湯澤 涼)

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2020年6月24日のニュース