阪神寮クラスターか…小幡、4人目PCR検査 陽性なら9日活動再開に暗雲

[ 2020年4月3日 05:30 ]

3月25日、ソフトバンクとの2軍練習試合に出場していた小幡
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 阪神は2日、小幡竜平内野手(19)が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受けたと発表した。球団では藤浪らに続き4人目の検査。陽性となれば、集団感染の可能性も否定できず猛虎に再び、激震の予感がしてきた。

 コロナ禍にあえぐ猛虎を、さらに消沈させるような重い事実が飛び込んできた。この日、小幡が兵庫県内の病院でPCR検査を受けた。結果は、3日以降に発表される見込みで、対応した球団広報は「昨夜発熱し、今朝、西宮の保健所に連絡を取って、保健所の指示で検査を受けることになった」と経緯を説明した。

 小幡は1日に37度2分の発熱があり、2日朝は37度7分まで上がり倦怠(けんたい)感も訴えた。ただ、せきや味覚、嗅覚の異常はないという。現在は検体採取を終え、結果が出るまで寮の自室で隔離。同広報は「食事も自室でとるということ。他の寮生とは接触しない形を取っています」と話した。

 症状が出て、内科の診断などを受けず即座にPCR検査に至った理由は、濃厚接触者に指定されていたからだ。26日深夜に感染が確認された長坂と24日から2日連続で寮内の食堂で食事をともにしたことから、27日に西宮市保健所から濃厚接触者に指定され、球団は経過観察と同保健所への報告を続けていたという。

 先に感染が確認された3選手は、症状が出ていない4選手とともに先月14日に大阪市内の知人宅での食事会に参加していたことが分かり、その場に出入りしていた女性3人も感染が判明。ただ、球団広報は「あの場に小幡は行っていない」と会への参加は完全否定した。

 “濃厚接触”の可能性が高い、食事会に参加していた4選手には症状が出ておらず、さらなる感染拡大を避けられたかに思われたが、小幡の検査結果次第では再び状況が一変する。3選手の感染確認が判明した26日まで寮内では多くの若手選手が食堂、風呂場など共用スペースで時間をともにしており、今後、クラスター化するリスクをはらんでいる。

 「4・9」の再始動に向け、わずかながら光が見え始めた矢先のPCR検査。今は小幡の「陰性」を願うしかない。

 ◆小幡 竜平(おばた・りゅうへい)2000年(平12)9月21日生まれ、大分県出身の19歳。延岡学園(宮崎)では3年春にセンバツ出場。高校通算24本塁打。18年ドラフト2位で阪神入団。1軍出場なし。昨季はウエスタン・リーグで99試合に出場し、打率・225、1本塁打、14打点。1メートル84、74キロ。右投げ左打ち。

 ▽PCR検査 新型コロナウイルスに感染しているかを調べる検査。喉を綿棒でこすって採取した粘液や、たんに含まれるウイルスに特有の遺伝子配列を、専用の装置で増幅して検出する。増幅するには、採取した検体に試薬を加えて温度を上下させる操作が必要で、結果が出るまでに4~6時間程度かかる。感染初期などでウイルス量が少ないと検出できない場合もある。

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