大学全日本選手権延期 6.8開幕→8.12 63年ぶり8月開幕「少しでも希望が持てるように」

[ 2020年4月3日 05:30 ]

昨年の全日本選手権を制した明大
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 全日本大学野球連盟は2日、都内で臨時常務理事会を開き、6月8日開幕予定だった全日本大学野球選手権(神宮、東京ドーム)を8月に延期することに決めた。新たな日程は8月12日開幕で決勝を8月20日に予定。全試合を神宮球場で行う。同大会の8月開催は第6回大会(1957年)以来63年ぶり。

 会見した内藤雅之常務理事は「地域によっては4年生は春で引退するケースも多い。少しでも希望が持てるように延期とした」と説明。8月開催が可能となった背景として「東京五輪が延期し、組織委員会からも神宮をまた使ってくださいという通知を頂いた。ヤクルト、神宮球場と三者で調整した結果、9日間については選手権で使用できるということになった」と明かした。6月開催を見据えて順位決定方法を変更した連盟もあるが、8月延期で再考する動きもありそうだ。

 一方、ハーレム国際大会(6月26日開幕、オランダ)は中止が決まり、大学代表の派遣も中止。直前合宿も取りやめた。代表は第1回アジア大学選手権(8月15日開幕、中国・西安)にも出場予定だが開催は不透明だ。

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