日本ハム・杉谷に近藤に「自炊男子」急増中も…中田は辛口採点「60点」 杉谷はDIYも初挑戦

[ 2020年4月3日 05:30 ]

持参した手作り弁当を披露する日本ハム・杉谷
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 日本ハムで「自炊男子」の輪が広がっている。杉谷拳士内野手(29)と近藤健介外野手(26)が2日、札幌市内の合宿所でインターネット電話「スカイプ」で取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出禁止が続く中、自炊を行っていることを明かした。また、杉谷はDIYに初挑戦したことも明かし、開幕の先行きが見えない中、「おうち時間」の有効活用の仕方を示した。

 札幌市内の合宿所でのランチタイムは弁当箱を囲んでさぞかし盛り上がったことだろう。杉谷が同じく自主練習を行っている中田と近藤に手作り弁当を持参。中身は十六穀米に日本ハム製品「シャウエッセン」や自らこねたハンバーグにオクラ、にんじんなど栄養バランスを考えたもの。中田は「60点」とイジリも加味されてか厳しかったが、近藤からは「思ったよりおいしい」と及第点をもらったという。

 4日の自主トレの際には今度は近藤が弁当を持参してくることも決まったという。近藤は妻帯者ながら、自主練習の拠点を札幌市内としているため、家族とは離ればなれ。元々自炊は好きだったそうだが、普段は練習や試合などで時間がなかったため、自炊する機会がなかった。今回は外出禁止の期間を利用して自宅でサバの味噌煮などをつくったそうで、「外も危ないので、自分で作っています」と明かした。

 杉谷は空き時間を利用してDIYにも初挑戦。今回は食材を保管する瓶などを置く棚を作製し「(資材を)全部切って、色も塗って作りました」とどっぷりのめり込んでいる様子だ。次回作は犬小屋に挑戦する考えで「犬を飼う予定はないけど、次は自分のスキルを上げるために(DIYでハードルが高いとされる)犬小屋を作りたい」と笑顔いっぱいに話した。

 栗山監督はかねてより、選手に社会の模範となる行動を呼び掛けている。今回のコロナウイルス禍で選手の自主練習を決めた先月24日にも「我慢する時期なんだから、しっかり我慢する。プロ野球には道を示すことが必要なので」と語った。この期間をどう考え、どう過ごすか。選手たちを「信じている」とも言った。
 そうした中、杉谷と近藤が示した「おうち時間」の使い方。杉谷は「SNSから発信できることはたくさんあると思う。元気な姿をファンの方たちに見てもらえたらな、と思います」と今後もファンのために発信していく考えだ。(東尾 洋樹)

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