阪神・藤浪 異例3日連続ブルペン投球でギアチェンジ 「勝負の2月」へ全開

[ 2020年1月18日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む阪神の藤浪 (撮影・平嶋 理子)                              
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 寒空の鳴尾浜で、阪神・藤浪が17日、1月では異例とも言える3日連続のブルペン投球を行った。年明けでは自身最多の71球。変化球も全球種を交え、熱のこもった投球を披露した。

 「(この時期の3連投は)昨年もあったような、なかったような。(ここまで)球数も少なかったので。明日は休みでブルペンに入られないのでこれくらい投げようかな…と」

 年が明けても30球前後で終える場合が多かったが、練習日程との兼ね合いもありギアチェンジした格好。体の状態と相談しながら間隔を明けてブルペン入りする投手が多いなか、横川ブルペン捕手を相手に本番さながらの熱気をまとっての投球となった。「肩をしっかり作ってしまうことと、状態を上げること。あとは技術練習ですね」。多岐にわたる目的を意識しながら、丁寧かつ豪快に投げ込んだ。

 鳴尾浜で今年初めてブルペン入りした11日には「いい感じ。コントロールがある程度、安定している」と手応えを感じとっており、この日も目立った荒れ球がないなかで球威は健在。順調さを感じ取れる内容だった。

 沖縄キャンプでは、第1クールから実戦練習が想定され、その後は2月8日の中日戦を皮切りに対外試合が9試合も組み込まれている。ポジションを奪いにいく立場からすれば、まさに「勝負の2月」。復活の足がかりとするべく、キャンプインまでベストと思う準備を続けていく。(巻木 周平)

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