DeNA 阪口、新フォームで20球 昨年オーストラリア武者修行がきっかけ 3年目の飛躍誓う

[ 2020年1月18日 17:47 ]

<DeNA自主トレ>新フォームで投球練習する阪口(撮影・会津 智海)
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 DeNAの阪口皓亮投手が18日、横須賀市内の2軍施設「DOCK」で自主トレを行った。年始に地元の大阪で投球練習を行って以来のブルペン入りで、約20球を投じた。

 そのフォームには大きな変化があった。ノーワインドアップから左足を上げたとき、グラブを頭の位置より高くまで上げる。「体をもっと楽に使いたいと思い、腕を上げたらスムーズに入れた」と説明した。

 キッカケは昨年11月中旬から約1カ月間半、キャンベラ・キャバルリーの一員として参加したオーストラリアン・ベースボールリーグだった。序盤の3試合は結果が出なかったが、チームメートだったレッズなどでメジャー通算288試合登板を誇るJ・J・フーバーから「結果を気にしすぎている。もっと野球を楽しまないと。楽に投げればいい」とアドバイスを受けた。それからキャッチボール、遠投の延長で投げることを意識した結果、新フォームにたどり着いたという。その後の試合は7回2失点にまとめるなど上々で「指の掛かりもよくなったし、制球の乱れも少なくなっていた。いい投げ方かなと思っている」と納得顔だった。

 武者修行を終え「あらためて野球の楽しさを感じたし、レベルの高い人たちがまだまだいる。もっと自分も上にいって、うまくならないとけないと思った」と貴重な経験を積んだ右腕。昨季1軍デビューも白星をつかめず、迎える高卒3年目。「まずプロ1勝。それから1軍に居続けること。昨年はキャンプ1軍スタートも結果が出ずにオープン戦ですぐ2軍落ちした。今年はしっかりアピールできるように」と飛躍を誓った。

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