日本ハム・栗山監督 ディープの墓に誓った「新時代をつくって勝たないと」

[ 2020年1月18日 06:00 ]

ディープインパクトのお墓の前で手を合わせる日本ハムの栗山監督(右奧はキングカメハメハのお墓)(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・栗山英樹監督(58)が17日、安平町にある社台スタリオンステーションを訪れ、昨年他界した日本競馬界の至宝、ディープインパクトの墓参りをした。同馬には16年から毎年会って力をもらってきたが、今年は悲しい再会。稀代の名馬の冥福を祈るとともに、大きな存在を失っても新たな時代へ向かう姿をチームに重ね合わせ、スター育成と日本一奪回を誓った。

 名馬の勇姿はもうない。同ステーションの一角にあるディープインパクトのお墓。花を供え、手を合わせた栗山監督は静かに心の中で“会話”した。

 「あれだけ夢を与えてくれた馬。これまでは勝ち方を教わりに来たけれど、この無念さを今後につなげていかないといけない」

 16年1月に初めて同馬に会い、そのシーズンに最大11・5ゲーム差をディープばりの末脚で大逆転優勝。それ以来、毎年訪れて力をもらってきた。そんな名馬の突然の他界。栗山監督は昨年7月に悲報を受けた直後に同ステーションを訪れ、馬房の前で手を合わせている。この日は改めて冥福を祈り、チームに重ね合わせて新時代の到来を期待した。

 墓参の前、同ステーションの徳武英介氏の計らいで、歴代の名馬たちに会った。3冠馬オルフェーヴルにはじまりサトノダイヤモンド、レイデオロ、キタサンブラック、ハーツクライ、キズナ、ドゥラメンテ、ロードカナロア。さらに2019年度米国年度代表馬候補になっている期待の新種牡馬ブリックスアンドモルタルも。栗山監督は徳武氏の丁寧な説明に熱心に耳を傾け、同ステーションの姿に心を打たれた。

 昨年はディープだけでなくキングカメカメハも他界。偉大な種牡馬2頭を失っても、次代を担う種牡馬たちによって新たなスターホースの育成に力を注いでいる。「馬の育成は野球にも通じる。選手の生かし方などに学ぶところがある」。そう話した栗山監督は、こうも続けた。「頼れるものがなくなって生まれるものがある。野球も同じ。チームも大谷(現エンゼルス)がいなくなったけど、新しい時代を作って勝たないといけない」

 16年に大逆転Vの立役者となった大谷はもういない。でも、日本ハムには清宮や吉田輝ら次代を担う若手がいる。彼らをいかにスターへ育て、そして勝つか。「今年は勝ちきらないといけない」。栗山監督が亡き名馬に誓ったのは、スター育成と日本一奪回だった。(秋村 誠人)

 ≪栗山監督「蒼々たる馬たちに会えて感激した」≫栗山監督がこの日に対面した種牡馬では、アーモンドアイに代表されるロードカナロアの産駒のほかハーツクライ、オルフェーヴルの産駒が昨年のG1を制覇した。昨年デビューしたキズナ産駒ではビアンフェがG3函館2歳ステークスに勝利。ダービー馬ドゥラメンテ産駒は今年デビューする。また、キタサンブラック産駒は来年、サトノダイヤモンド産駒は再来年デビューの予定で、レイデオロ、ブリックスアンドモルタルは今年から種付けに臨む。栗山監督は「蒼々たる馬たちに会えて感激した」と話した。

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