巨人・坂本2発で2冠!32戦連続出塁で王の球団記録に王手

[ 2019年5月7日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人10―2DeNA ( 2019年5月6日    横浜 )

初回無死一塁、左越え2ランを放った坂本(右)は元木コーチとハイタッチする(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の坂本勇人内野手(30)が6日のDeNA戦で2本の2ランを放ち、10―2の大勝に貢献した。開幕からの連続出塁は32試合に伸ばし、長嶋茂雄氏(83=現終身名誉監督)に並び、球団記録の王貞治氏(78=現ソフトバンク球団会長)にあと1と迫った。通算は1754安打とし、前監督の高橋由伸氏(44)を抜いて球団単独6位に浮上。打率・341、12本塁打の2部門でリーグトップに躍り出た。

 頼もしすぎる主将が、巨人の歴史に名を刻む2本のアーチを描いた。まずは初回無死一塁。坂本勇は東の内角低めスライダーをすくい上げた。左翼席最前列に飛び込む2戦連発の11号2ランだ。

 「真っすぐがいい投手なので、真っすぐを仕留めにいった。(スライダーに)たまたま反応できた」。3回2死二塁では内角高め直球を左翼席へ12号2ラン。昨年9月29日の広島戦以来9度目の1試合2発を見舞った。

 昨年、6戦で0勝5敗だった天敵左腕を今季初対戦で攻略。「次対戦するときに少しでも嫌なイメージを与えられていたらプラスになる」と点火した打線が、3回までに8点を奪いKOした。

 通算1754安打とし、高橋由伸を抜いて球団単独6位に浮上。「一線級でやられた方と並べたのはうれしい」。本塁打は、今季32試合目で早くも12本目。自己最多の31本(10年)を大きく上回る年間53本ペースで、リーグ単独トップだ。

 キャンプインした2月1日。「強く振る」をテーマに掲げた。フルスイングを常に意識し、練習に明け暮れた。オープン戦で途中交代した日も、試合後に自主的にノックを1時間近く受けた。しっかりつくり上げた土台が好調を支えている。

 開幕からの連続出塁も32に。長嶋茂雄の記録に並び、王貞治の球団記録にあと1と迫った。入団2年目の08年春季キャンプ。視察に訪れた長嶋氏から右肩と、当時の背番号で胸に記された「61」をナデナデされ=写真=、「君の将来を期待しているよ」と声をかけられた。触られた人が活躍するという幸運のタッチ。当時19歳の若武者は、同年に全試合フル出場してブレーク。球界の誰もが認めるスーパースターへと成長した。

 4年ぶりに復帰した原監督は「前回のときより、スイングスピードがかなり上がっている。ガーンというより、ビャーンとライナーでいくホームラン。素晴らしい」と独特の表現で賛辞を重ねた。連敗を2で止め、ゴールデンウイーク10連戦は5勝4敗1分けと勝ち越し。坂本勇は「ケガなくやれることが大事。継続していきたい」。背番号6が新たな伝説をつくっていく。 (青森 正宣)

○…坂本勇は初回に内角低めのスライダーを本塁打した。今季は本塁打にしているゾーンが多く、9分割で早くも7つを攻略。過去2年間を見ると、打率3割以上のゾーンは多いが、本塁打に限ると、ど真ん中が半分以上を占めていた。今季はどのゾーンも本塁打にする打撃を見せており自己最多の31本を上回る可能性は高い。

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