阪神・福永“新球”で開花の予感!青木&山田を連続K斬り

[ 2019年5月7日 05:37 ]

セ・リーグ   阪神2―4ヤクルト ( 2019年5月6日    神宮 )

2番手で登板した福永(撮影・坂田 高浩)
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 “新球”が生んだ快投だ。ヤクルト戦に2番手で登板した阪神・福永が、1回1安打無失点で敗戦の中で存在感を示した。

 「1つずつアウトを重ねていこうと。気持ちを強く持って自分のボールを投げた」

 昨年6月23日以来となる1軍での登板は4点ビハインドの5回に巡ってきた。先頭・太田に左前打を浴びたものの、山崎には送りバントを許さず捕邪飛。ここで青木、山田哲という左右の難敵2人を、連続三振に斬った。

 いずれも勝負球は試合後に「あのボールですね…」と明かした“新球”だ。青木の内角に切れ込んだ137キロ、山田哲も捉えられなかった138キロはカットボールとスライダーの中間で両球種の長所がつまった「スラッター」。メジャーでは、もはや主流となりつつある球種でシャーザー、カーショー、バーランダーも投げている。

 先発していた昨年までは130キロ台前半だったスライダーを、今季は中継ぎ起用に合わせて改良。腕の振りを強く、低くすることで球速が上がり、直球の軌道からカットのように鋭く、スライダーのごとく大きく曲がるようになった。

 「意識してないんですけど、たまたま記事で読んで“これ、スラッターじゃないか”と。2つの球種の良いとこどりですよね。今は自信のあるボールになってます」。セ界の強打者2人を仕留めたスラッターへの手応えは確かに深まった。

 1日に昇格も、4日に復帰したメッセンジャーと入れ替わりで登録抹消されることが濃厚だったが、中継ぎの岩崎がインフルエンザを発症して離脱したため“生き残った”。

 過去、1軍ではすべて失点していた中で通算4試合目で初めての零封に、矢野監督も「使えそうだなというメドというか、そういう姿を見せてくれた」と収穫に挙げた。阪神では使い手の少ないスラッターとともに「福永春吾」の認知度も上げていく。(遠藤 礼)

◆福永 春吾(ふくなが・しゅんご)1994年(平6)5月14日生まれ、大阪府出身の24歳。金光大阪2年時に右肘を疲労骨折し、通信制のクラーク高に転学。卒業後の13年に関西独立リーグの06ブルズ入団。15年の四国・徳島移籍を経て、16年のドラフト4位で阪神入団。新人の17年5月6日広島戦に先発でデビュー。昨季は2軍で7勝2敗1セーブ、リーグトップの勝率・778と防御率3・80で2冠を獲得した。1メートル85、92キロ。右投げ左打ち。

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