阪神・近本、反撃口火打 「1番・中堅」フル出場 前日途中交代もひと安心

[ 2019年5月7日 05:44 ]

セ・リーグ   阪神2―4ヤクルト ( 2019年5月6日    神宮 )

6回無死、近本は左前打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は6日のヤクルト戦に敗れ、連勝は3でストップした。そんな中で、5日のDeNA戦で「背中に強い張り」を訴え途中交代したドラフト1位の近本光司外野手(24)が「1番・中堅」でフル出場。6回には反撃の口火を切る左前打を放った。

 連日の「劇弾」を期待した虎党の声援も空しく代打で出場した福留はヤクルト4番手・梅野の前に見逃し三振。ゴールデンウイーク最終日に神宮の虎党に勝利を届けることはできなかったが、猛虎の心配の種は一つなくなった。5日のDeNA戦で途中交代した近本が「1番中堅」でフル出場。反撃の起点となったのも黄金ルーキーだった。

 「回の先頭だったので何としても出塁したかった。結果的に点につながってよかった」

 前回4月17日に対戦し4打席ノーヒットに終わったブキャナンに対し、この日も前2打席は内野ゴロ。ただ、やられっ放しでは終わらない。6回先頭で迎えた第3打席。1ボール2ストライクと追い込まれながらも甘くきた145キロ速球を左前にはじき返した。近本が打てば何かが起こる――。続く糸原が右前打で続き1死二、三塁から大山の左犠飛で生還を果たした。

 5日の試合中にクラブハウスに引き揚げた後は電気治療を施すなど懸命にケアに努めた。清水ヘッドコーチが「本人が行けるというから。1番にいることで相手も嫌がるので」と、この日は志願しての出場だったことも明かした。出るからには言い訳もなし。試合前練習も通常メニューをこなし万全でない中で「大丈夫です」と気丈に振る舞った。

 「体調管理をしていても体調不良やけがは起きてしまう。でもその後が大事」と話すようにプロの世界でも自分なりの調整を模索する。疲れをためないように睡眠も7時間から7時間半は取るように心がけている。初めて経験する大型連戦は想像以上の疲労度だったが「しっかり野球ができたということを(周囲に)見せられたのはよかった」と安堵(あんど)した。

 矢野監督も「100%じゃないけどね。1年間やる中で万全の状態でいける時ばっかりじゃない。いつかはあることだし、その中でどうやるか」。4月20日から1番で起用し続けるルーキーに「プロの心得」を説いた。

 「今日はチームが勝てなかった。(明日以降も)最善を尽くして準備していきたい」。世間の黄金週間は終わったが、近本がいる限り、猛虎の「黄金週間」は終わらない。(長谷川 凡記)

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