大船渡・佐々木 打っても4番で4安打!球場収容人員3倍超の観衆前に2打点

[ 2019年5月7日 05:30 ]

春季岩手県大会沿岸南地区第1代表決定戦   大船渡7-0高田 ( 2019年5月6日    住田運動公園 )

3回2死、遊内野安打を放つ大船渡・佐々木(撮影・吉田 剛)
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 今秋のドラフトの超目玉、大船渡の佐々木朗希投手(3年)が6日、春季岩手県大会沿岸南地区第1代表決定戦・高田戦に「4番・右翼」で先発出場。登板こそなかったが、4打数4安打2打点で、球場収容人員の3倍以上となる2100人の観衆の前で打撃力の高さをみせた。試合は7―0の8回コールド勝ち。地区第1代表として17日からの県大会に臨む。

 佐々木を見ようと身動きがとれないほどの観衆2100人が見守る異様な雰囲気の中でも、躍動した。「投げないので少し気持ちは楽だった。打撃に集中できた。チームとしても打って7点とれて良かった」と佐々木は笑顔で振り返った。

 最速163キロを繰り出す強い体は打撃にも生きる。初回1死一、二塁では緩い球をひきつけ逆方向の右前へ運ぶ先制適時打。3回は「あれはショートゴロ」と言いながらも強烈な打球で内野安打。5回には中前適時打の後に二塁盗塁も決めた。7回も左前打と、広角に打ち分ける4打数4安打2打点。登板こそなかったが、潜在能力の高さをみせつけた。

 空前のフィーバーとなっている。試合前は混乱を避けるため、チームとは離れ三塁側からグラウンド入り。昨夏以来という久々の右翼守備につくと、フェンス越しには二重三重の人垣ができた。だが、周囲のけん騒もどこ吹く風で「チャンスに強くなったし、チャンスメークもうまくなったと思う。打撃面ではそれが成長した」と納得の表情だった。

 投手として新たな刺激も受けた。大船渡一中から一緒にプレーしてきた背番号10の右腕・和田が8回参考ながらノーヒットノーランを達成した。夏の甲子園出場には、佐々木以外の投手の助けも必要になる。それだけに「うしろから見ていて頼もしかった。(右翼に)あまり打球が飛んでこなくて良かった。夏は投手陣みんなで頑張りたい。(和田とは)競争できればいいなと思う」と話した。

 17日からは夏の甲子園を目指す地方大会のシード獲得を懸け、春の県大会に臨む。「私立とか強い学校も出てくる。夏に向けた収穫にできたら」。目標である夏の甲子園へ、佐々木は先を見据えた。(松井 いつき)

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