清原和博氏 依存症の啓発イベントに登場「自分のように苦しんでいる方のためになれば」

[ 2019年3月6日 19:14 ]

「誤解だらけの”依存症”」特別トークセッションを終え、笑顔であいさつする清原和博氏(撮影・吉田 剛)
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 元プロ野球選手の清原和博氏(51)が6日、都内で開かれた依存症に関する啓発イベント「誤解だらけの“依存症”」に出席した。薬物依存症からの治療に取り組む自身の体験を踏まえ、依存症の怖さや治療に取り組む上で周囲の理解と協力の重要性を語った。

 イベントは厚生労働省の主催で、アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症全般をテーマとしたもの。清原氏はプログラムの最後にサプライズゲストとしてスーツ姿、丸刈り頭で登場。薬物依存症治療センター長の松本俊彦氏と10分弱のトークセッションに臨んだ。「自分のように苦しんでいる方のためになればと思い、参加させていただいた。薬物は一時的にはやめられても、ずっとやめ続けるのは難しい。勇気を出して、専門の病院に行ってほしい」と呼び掛けると、180人の参加者からは大きな拍手が起こった。

 2008年に現役を引退し、タレントとして活動していた清原氏は16年2月、覚せい剤取締法違反で逮捕された。同年5月の初公判では、引退後間もなく覚醒剤を使用し始めたと説明。同年に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。執行猶予中の現在も、薬物依存症の治療を受けているという。判決後はメディアの取材に対応したことはあったが、公のイベントに出席するのは初めてとなった。

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