西武 内海、開幕絶望的 左浅指屈筋肉離れ 3日の調整後に痛み

[ 2019年3月6日 05:30 ]

西武・内海哲也投手
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 西武は5日、内海哲也投手(36)が4日に東京都内の病院で「左浅指屈筋(せんしくっきん)の軽い肉離れ」と診断され、6日からB班(2軍)に合流すると発表した。辻発彦監督は「(開幕は)ちょっと難しいかも。一日でも早く復帰してくれるのを望むだけ」と話し、開幕は絶望的となった。

 内海は先発を務めた2日の広島戦(佐賀)で3回1安打無失点と好投し、開幕ローテーションに内定した。登板後に帰京し、3日は西武第2球場で調整を行ったが、その後痛みを訴え、4日に検査を受けた。浅指屈筋はリリースの際、ボールに力を伝える上で重要。近日中にはネットスローを再開する見込みだが、痛みが消えるまでは実戦から遠ざかることになる。

 小野投手コーチは「(開幕は)ないものと考える」と苦悶(くもん)の表情を浮かべ「慌てさせるのは駄目。軽度のものと聞いているので、戻ってからローテーションで回ってくれれば」と話した。チームは昨季11勝を挙げた左腕・榎田が左肩の張りで2軍で調整しており、開幕は微妙な状況だ。さらに開幕投手が決まっている多和田もへんとう炎で6日の先発登板を回避と調整に狂いが生じている。この日のソフトバンク戦に先発した高橋光らも含め、開幕ローテーションの再考が余儀なくされる。

 巨人から人的補償で移籍し、1年間ローテーションを守ることを目標にした通算133勝左腕。回復具合を見ながら慎重にリハビリを進めることになる。(武本 万里絵)

 ▽浅指屈筋 前腕部を走る深指屈筋と並ぶ主要な筋肉で、4本に分かれて、それぞれが手指と付着。手を握ったり物をつかむ動作など、指や手首を曲げたりする際に働くほか、肘を曲げる際にも補助的に働く。野球選手では疲労が蓄積しやすい筋肉と言われる。

 【横浜南共済病院整形外科スポーツ整形外科・山崎哲也部長の見解】

 《じん帯自体も痛めている可能性》浅指屈筋とは、ボールを投げる時に人さし指と中指を曲げる筋肉です。リリースの際、ボールに力を伝える最後のところ。投手が痛めることは多いです。内側側副じん帯の近くにあり、じん帯を助ける筋肉でもあります。プロの投手であればじん帯に多少のダメージや緩みがあるのは普通で、浅指屈筋が収縮することでその部位を固め、支えてくれている。リリースの瞬間に痛めたのであれば、その時に起きた筋損傷でしょうが、疲労の積み重ねによるものだと、じん帯自体も痛めている可能性もあります。筋肉だけの問題なら軽度であれば2〜3週間で治癒します。ただ蓄積疲労によりじん帯からくるダメージであると、復帰過程はまた違ってきます。

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