大谷、成績比較されるルースは意識せず「神話の中の人物」 謙虚に「今の自分の実力では…」

[ 2018年11月22日 11:02 ]

<大谷会見>会見する大谷(撮影・森沢裕)
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 ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手(24)が22日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見を行い、二刀流で日米を熱狂させた1年目を振り返った。

 大谷は昨オフに日本ハムからポスティングシステムを利用し、エ軍入り。ベーブ・ルース以来の本格的な二刀流でプレーし、投手で10試合に先発して4勝2敗、防御率3・31。打者では104試合で打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁。新人王は日本選手では1995年の野茂英雄投手(ドジャース)2000年の佐々木主浩投手、01年のイチロー外野手(以上マリナーズ)以来、17年ぶり4人目の快挙となった。

 大谷の成績は常にルースと比較されているが、「(ルースは)個人的には神話の中の人物だと思うぐらい現実から離れている存在。自分で意識することはないと思います」ときっぱり。「数字とかは記録で残っているとは思いますが、今の自分の実力では意識することはない。1年1年の積み重ねで数字に近づけば、考えることはあるかもしれませんが、今の段階ではあまり考えられない」と謙虚に語った。

 ルースの印象については「どこがどうすごかったのかは理解できていない」と前置きしつつ、「数字でよく目にするという点で他の選手とは違うのかな、と。投手より打者としての印象のほうが強いです。本塁打が数多く出ない時代で、あれだけの打撃成績を残すのはとてつもなくすごい選手だったのでは。想像ですけど、時代を代表する選手という意味では目標になる」と語った。

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