楽天“石井改革”補強4人目はメジャー守護神 ブセニッツと合意間近

[ 2018年11月22日 05:30 ]

アラン・ブセニッツ投手 (AP)
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 浅村に続き、助っ人補強第1弾!楽天の石井一久GM(45)は21日、楽天生命パークで対応し、ツインズの救援右腕アラン・ブセニッツ投手(28)と合意間近であることを明かした。ツインズの公式サイトの報道を受けたもので、「3人リストアップしたうちの1人で、抑え候補の一人」と説明した。

 ブセニッツは、昨季メジャー初昇格を果たし、28試合で1勝1敗、防御率1・99の好成績をマーク。今季は23試合で4勝1敗、防御率7・82ながら、奪三振率は9・24を記録した。映像とデータをチェックした石井GMは「球速は150キロを超えていて、スピンレート(回転数)も良い。変化球でしのげるボールもある」と分析。直球の平均球速は95・3マイル(約153キロ)で、1分間の回転数2488はメジャー平均の2396を上回る。変化球は落差のあるカーブを武器とする。28歳の若さは魅力で、ブセニッツも日本でのプレーを希望していたという。

 今季の抑えは、松井の不調もあり、5月中旬からハーマンが務めて18セーブ。松井はシーズン終盤に先発でテストされ、来季の役割は流動的だ。ブセニッツが加われば、投手陣の起用法にバリエーションも生まれる。

 最大の弱点だった打線強化のために、打点王の浅村をFAで獲得し、今度は新守護神候補をほぼ手中に収めた。最下位からの脱却へ、石井GMの大改革はまだまだ続く。

 ▼ブセニッツ(代理人を通じてコメント発表)私と家族は2019年に日本でプレーすることを決めました。メジャーリーガーになるという子供の頃からの夢をかなえる機会を与えてくれたツインズには感謝します。私たちは、将来どんなことが待っているのか興奮しています。

 ◆アラン・ブセニッツ 1990年8月22日生まれ、米ジョージア州出身の28歳。13年ドラフト25巡目指名でエンゼルス入りし、16年8月にツインズ移籍。17年6月にメジャーデビュー。2年間通算で51試合に登板して57回を投げ、5勝2敗0セーブ、防御率4・58。3A通算では96回を投げ102奪三振をマークしている。1メートル85、82キロ。右投げ右打ち。

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2018年11月22日のニュース