近江 17年ぶり8強 4番北村 4打席連続タイムリー6打点

[ 2018年8月18日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第13日3回戦   近江9―4常葉大菊川 ( 2018年8月17日    甲子園 )

<近江・常葉菊川>7回、2死一、二塁、近江・北村が左越えに2点適時三塁打を放つ(撮影・成瀬 徹) 
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 これぞ4番だ。近江・北村が4安打6打点。準優勝した01年以来の8強進出に「得点圏の走者を全部還すのが、4番の仕事」と笑った。初回に右中間へ先制二塁打。3回には左前打、5回にも右中間2点二塁打を放ち、7回2死一、二塁の左越え2点三塁打で自身初の4打席連続適時打を記録した。

 実家は岐阜県大垣市。通学圏内だが、寮生活を選んだ。「実家だと甘えが出る。鍛えられる環境でやりたかった」。軸回転で球を捉えるため、地道に背筋力を230キロまで強化。自室では対戦相手の映像を3回以上確認する。不調に陥った6月、多賀章仁監督から「長打の打てない4番はいらない」と突き放されたが、手首を痛めるまでバットを振り「僕が甲子園に連れて行きます」と宣言。初戦で2本塁打をマークするなど3試合で計13打数8安打11打点。目標の頂点まであと3勝だ。

 ○…近江の北村が常葉大菊川戦で6打点。滋賀県勢では11年八幡商・白石が1回戦の山梨学院大付戦で6打点して以来。同県の1試合個人最多は80年瀬田工の木村浩が準々決勝・浜松商戦で記録した7打点。大会記録は88年常総学院の須田と08年横浜・筒香の8打点となっている。

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