オレも金足農OB!ヤクルト石山 プロ初20S「いい刺激もらってる」

[ 2018年8月18日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―2阪神 ( 2018年8月17日    神宮 )

<ヤ・神>9回を締めた石山 (撮影・大塚 徹)
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 1点リードの9回を3者凡退で締めたヤクルトの石山が、プロ初の20セーブを挙げた。今季46試合目で、球団の日本人では05年の石井弘寿(現投手コーチ)以来の大台到達にも「数字は気にしていない。チームが勝てばいい」と笑顔でチームの勝利を喜んだ。

 今季途中から守護神を務める秋田・金足農高出身の6年目右腕。ともに準々決勝に進出した日大三高OBの近藤からバトンを受け継いだ。先頭の大山には左翼ポール際へ大ファウルを打たれたが、内角のスライダーで見逃し三振。後続も冷静に封じた。

 後輩たちの活躍に力をもらっている。今夏の甲子園で快進撃を見せる母校には、悩みに悩んで30ダースのボールを差し入れた。テレビの前で応援を続け「いい刺激をもらっている」と頬を緩める。

 この日は広島が敗れたことでチームの自力優勝の可能性が復活した。自身は3年夏は県大会8強だっただけに、甲子園で輝きを放つエース吉田らの姿に「秋田の人たちがみんな見ている。僕より知名度が上がってうらやましい。自分も活躍していい報告ができるようにしたい」と語った。防御率は1・86。謙虚な守護神は抜群の安定感でチームを支える。 (細川 真里)

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2018年8月18日のニュース