金足農エース吉田 仲間を信じて140球熱投「またみんなに助けられた」

[ 2018年8月18日 18:49 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第14日・準々決勝   金足農3―2近江 ( 2018年8月18日    甲子園 )

<金足農・近江>劇的な逆転サヨナラ勝ちにベンチから大喜びで飛び出す金足農・吉田(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 第100回全国高校野球選手権記念大会第14日は18日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、第4試合は金足農(秋田)が2ランスクイズを決めて近江(滋賀)に3―2で逆転サヨナラ勝ち。84年以来34年ぶりのベスト4進出を果たした。今秋ドラフト1位候補のエース・吉田(3年)は10三振を奪い、4試合連続2桁奪三振の快投。近江打線を2失点に抑え、チームの逆転を呼び込んだ。

 140球を投げ抜いた吉田はこの日は100%の体調ではなかったというが「最後は1点勝っていればいいので、そのために、自分は9回表は全力で投げた。またみんなに助けられたので、今度は逆転の流れを作るという思いだった」と味方の逆転を信じて粘投。「ただのスクイズじゃなくて、2ランスクイズ。ずっと練習してきたので、その練習の成果がすべて出た。(逆転の走者)菊地彪吾は足が速いので、狙う嗅覚が優れている」と劇的に思える2ランスクイズも冷静に分析した。

続きを表示

この記事のフォト

2018年8月18日のニュース