ロッテ二木 プロ初完封 わずか2安打 ひと皮むけた23歳

[ 2018年8月18日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ1―0楽天 ( 2018年8月17日    楽天生命パーク )

<楽・ロ>わずか2安打に抑え、プロ初完封のロッテ・二木(撮影・篠原岳夫)
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 大人になったロッテ・二木がわずか2安打に抑えてプロ初完封だ。1―0の9回1死一塁、田村に「今日のお前は併殺を取れる」と言われたが「うそだろ?と思った」。握力は限界。スライダーで今江を遊ゴロ併殺打。4月30日の日本ハム戦以来109日ぶりの3勝目となった。

 8回終了後に「どうする?」と聞いた清水投手コーチに「お任せします」と返した。控えめなのは苦い経験があるからだ。昨年5月27日のオリックス戦の9回2死、フォークのサインに首を振り、直球をT―岡田に被弾。強気で初完封を逃した。その糧が局面での冷静な判断を生んだ。

 昨年、始めた一人暮らし。料理も始めた。「チャーハン、しょうが焼きとかですけど、弁当ばかりでは体によくない」。ひと皮むけた23歳だ。連勝でチームも4位に浮上し「上位を狙います」と昨季チーム最多の7勝を挙げた5年目右腕は力強く言った。 (福浦 健太郎)

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2018年8月18日のニュース