大谷 4番初打点も逆転負け 106年ぶり珍三重殺で失速

[ 2018年8月18日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス6―8レンジャーズ ( 2018年8月16日    アーリントン )

<レンジャーズ・エンゼルス>初回無死一、三塁、中前適時打を放つ大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスのマイク・ソーシア監督は「あのプレーで流れが変わった」と振り返った。大谷が今季4度目の4番を務めた16日(日本時間17日)のレンジャーズ戦は三重殺から暗転。メジャーで打者走者がアウトにならないケースは1912年にドジャースがレッズを相手に成立させて以来106年ぶりだった。

 6―3の4回無死満塁で2番フレッチャーが三塁線へ痛烈なゴロを放った。処理した三塁手が三塁ベースを踏んだ後、飛び出した三塁走者にタッチ。二塁転送後、一、二塁間で挟んだ一塁走者が走路をはみ出したため、三重殺が完成。大谷はその場面を「当たり自体は凄くいい打球。抜けていれば長打」と話した。

 大谷は初回無死一、三塁で遊撃強襲の中前適時打を放ち、4番初打点をマーク。いきなりの5点先制に貢献したが、逆転負けを喫した。連勝は3で止まり、皮肉にも大谷が4番で出場した試合は4戦全敗。「追加点を取れていれば、最後も違う形にはなったんじゃないかな」と悔しがった。 (大林 幹雄)

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2018年8月18日のニュース