ソフトB 工藤監督6月以降初のBクラス「苦しいのは間違いない」

[ 2018年6月15日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク4―6巨人 ( 2018年6月15日    ヤフオクD )

6回1死三塁、岡本に適時打を浴びる石川(撮影・岡田 丈靖)
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 7勝を挙げているチームの勝ち頭が、粘れなかった。ソフトバンクの先発・石川は6回を投げ自己ワーストの1試合3本塁打を浴び、今季ワーストの5失点。「点を取ってもらったのに申し訳ない。そこに尽きる。自分の変化球が巨人打線のスイングに合ってしまった。失投は反省しないと」と悔やんだ。

 阿部にはカーブ、岡本、坂本勇にはスライダーをスタンドまで運ばれた。工藤監督は「阿部君には狙われた。あとは高い。今日はスライダーのコントロールに苦しんでいた」と変化球を狙い打ちされた点を指摘した。

 打線は巨人のドラフト1位ルーキー・鍬原にプロ初勝利を献上。スタメン予定だった明石が練習中に腰に張りを訴え欠場となるアクシデントもあった。4番に座る柳田は、2度のビーンボールにのけぞるなど、徹底して内角を攻められた。「相手投手がいいコースに投げきっていた」と、今3連戦は9打数1安打に終わった。

 チームは3カード連続負け越しで4位に転落。6月以降のBクラスは、15年から指揮を執る工藤監督にとって初の屈辱となった。きょう15日からはセ・リーグ首位の広島との3連戦。15日の結果次第では、交流戦の4年連続最高勝率が消滅する。工藤監督は「苦しいのは間違いない。その中で何とかしないと」と切り替えを強調した。

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2018年6月15日のニュース