抜群の制球力逆手に 阪神・秋山「来年はボール球を振らせたい」

[ 2017年11月16日 08:40 ]

阪神の秋山
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 阪神・秋山が快挙に目もくれず、新境地開拓によるさらなる飛躍を期した。今季の与四球率0・90はプロ野球史上18人目の「1」未満。2度目、もしくは2年連続ならプロ野球史上初でも、新スタイルを模索する意志を明かした。

 「そうなんですか。すごいと思いますけど、でも、来年は無理だと思いますよ…」

 弱気にも聞こえる言葉には真意があった。チーム最多12勝を挙げた今季に甘んじることなくステップアップへ投球スタイルにある変化を加えるつもりだ。

 「来年はボール球を(打者に)振らせたいと思うので、四球は増えると思っています。今年はイニングの先頭への四球が失点に結びついたので、そういうのは減らしていきたいと思いますけどね」

 今季は159回1/3を投げ、与えた四球はわずか16個。投手が1四球を出す間に奪三振を何個奪うか、という投手の制球力を示す指標「K/BB」は3点台が優秀とされる中、驚異の「7・69」だ。

 一方で被打率・262は規定投球回に到達した12人の中で11番目。ストライクゾーンでの勝負が多くなり、痛打される場面も少なくなかった。今季誇示した球界屈指の制球力を逆手に取り、来季はボール球を振らせる投球術にチャレンジ。厳しくなる他球団のマークに屈せず、“2年目のジンクス”を打破する決意だ。

 秋季キャンプではシーズン完走の疲労も考慮され、実戦登板を回避。その分、走り込みやウエートトレーニング、体幹強化などに時間を割き、ブルペンでは下半身主導の体重移動をテーマにフォーム固めにも精力的に取り組んできた。金本監督もメッセンジャーと並んで来季の開幕ローテーション入りを早々と明言するなど来季も大黒柱として期待がかかる。現状維持ではなく進化を目指す心意気が頼もしい。(遠藤 礼)

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