家康は故郷で鷹狩り 阪神ドラ2高橋 壮大“タイガードラマ”天下獲り

[ 2017年11月16日 05:30 ]

タイガースのボールを手にポーズを決める高橋
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 阪神からドラフト2位指名された高橋遥人投手(22=亜大)が15日、都内で入団交渉し、契約金7000万円、年俸1200万円(いずれも推定)で仮契約した。最速151キロを誇り即戦力として期待される左腕は静岡県の出身地が江戸幕府を興した徳川家康が晩年に鷹狩りを楽しんだとされる地であることから、今季日本シリーズを制したソフトバンクを倒しての日本一を最大目標に掲げた。

 仮契約を終えた高橋は「少しずつ実感がわいてきた。ただ、これからが本当のスタート」と表情を緩めることはなかった。即戦力左腕として期待が大きいことは感じており、「少しでも早く甲子園のマウンドに立って戦力になること。将来はタイガースには高橋がいるから大丈夫と言われる選手になりたい」と絶対的なエースになることまで誓った。

 偶然なのか運命なのか、「天下人」には縁がある。生まれ育った静岡市葵区瀬名は徳川家康の正室・築山殿(瀬名姫)の出生地で、家康が大御所時代に鷹狩りを楽しんだ逸話が残る場所でもある。

 「歴史や地理は好きな方だったので、徳川家康が(同地区にある駿府城に)いたことは知っている。鷹狩りをしていたことは知らないですけど…。中学時代に(駿府城跡地の)駿府城公園を走らされたこともあった」

 「鷹」から想像されるのは、今季のパ・リーグ覇者で日本シリーズも制したソフトバンクだ。2005年以来のリーグ優勝はもちろん、1985年以来の日本一を狙う来季の猛虎も巨大戦力を誇る王者とは最終決戦で戦う可能性が高い。

 「ソフトバンクには大学の先輩もたくさんおられる。そんな方々と対戦できれば…。いや、対戦してみたいです」。オフに母校を訪れるソフトバンク・松田とは何度か顔を合わせ、「すごく優しい人。でも、オーラがすごかった」と振り返る。来季からは同じ土俵で戦うだけにビビっているわけにはいかない。

 「安定して自分のボールを投げられるかが最大の課題。いいときと悪い時の差をなくさないと」。今後もウエートトレーニングや走り込みで体幹強化とともに体の強さもさらに求めていく構え。「一番の武器」と話す直球に磨きをかけ、力で「天下人」への道を歩む。

 ▼静岡市葵区瀬名 静岡駅から東北へ約5キロ、清水区との境に位置する。徳川家康の正室・築山殿の出生地で、晩年を駿府城で過ごした家康が趣味としていた鷹狩りを行った場所としても知られる。

 ◆高橋 遥人(たかはし・はると)1995年(平7)11月7日生まれ、静岡県出身の22歳。西奈小3年から西奈少年野球スポーツ少年団で野球を始める。常葉学園橘中では右翼手兼投手で、3年夏の全国軟式野球大会優勝。常葉学園橘では2年夏に甲子園出場。亜大では1年秋からリーグ戦に登板。3年時に大学選手権出場。1メートル80、78キロ。左投げ左打ち。

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