東京六大学史上初の女性主務誕生 慶大・小林由佳さん「責任感持ってやりたい」

[ 2017年11月16日 09:37 ]

東京六大学初の女性主務となった慶大野球部の小林由佳さん
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 東京六大学リーグの慶大野球部が16日、新役員を発表し、新主務に小林由佳さん(4年、慶応女子)の就任が決定。東京六大学史上初の女性主務が誕生した。

 主務はマネジャーを束ね、野球部全体を動かしていく裏方のトップ。特に大学野球での「主務」は監督と選手の橋渡しから取材応対、連盟との連絡役など多岐に渡る業務をこなす責任の重い立場だ。歴史的大役を務めることになった小林主務は「今は不安しかない。でも大久保監督やOB会の方々が小林なら、と言ってくださった。すごくありがたいことです」と謙虚に語り、来春リーグ戦からは記録員としてベンチ入りもする予定だ。

 東京六大学連盟では性別の規定はないが、迅速な対応が必要なことから寮に住み込むことがほとんどだったため、どの大学も歴代の主務は男子部員が務めてきた。連盟関係者は「女子マネはこれまでも多数在籍したが主務を女子が務めるのは初めてではないか」と話し、90年以上の歴史を誇る日本最古の大学野球リーグで初のケースとなった。

 野球好きの両親の影響で小さい頃から野球は身近。高校3年夏の神奈川大会・慶応―桐光学園を観戦し、敗れて泣き崩れる慶応ナインを見て、慶大野球部のマネジャーを志したという。入学時、同期には男子マネジャーがいたが途中で退部。代わって選手からマネジャーに転身した部員も残念ながら退部し、小林主務が最後まで残った。

 朝は6時起床で都内自宅から1時間以上かけて日吉グラウンドに通い、長い時は10時間以上寮にいることも。プライベートはほとんどない。それでも「めぐりめぐって今この立場になった。置かれた場所で咲きなさいということかなと思う。求められた以上のことをこなして、責任感を持ってやっていきたい」と抱負を語った。

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