和歌山箕島球友会が劇的V4!タイブレークで逆転サヨナラ

[ 2017年9月5日 05:30 ]

スポニチ後援第42回全日本クラブ野球選手権大会最終日   和歌山箕島球友会3―2大和高田クラブ ( 2017年9月4日    メットライフD )

優勝し、胴上げされる和歌山箕島球友会・西川監督
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 決勝が行われ、和歌山箕島球友会(西近畿)が、大和高田クラブ(東近畿)に3―2で逆転サヨナラ勝ち。2年ぶり4度目の優勝を飾った。タイブレークに突入した10回に2点差を追いつき、水田信一郎捕手(29)が右前適時打を放った。同チームは今秋の第43回社会人野球日本選手権大会(京セラドーム)の出場権を獲得した。

 全員の気持ちがつながって頂点に返り咲いた。1死満塁から始まるタイブレークに突入した10回。表に2点を先行されたが、11〜13年に阪神の育成選手だった先頭・穴田が遊撃へ1点差に迫る適時内野安打。「必死に走った」。続く平井の押し出し死球で同点とし、水田が右前へサヨナラ打を運んだ。9回2死一、二塁の好機では二直に倒れていただけに「今度ばかりは絶対打ってやろうと思った」と胸を張った。

 水田は東洋大姫路では巨人・乾とバッテリーを組み、06年夏の甲子園で8強。「乾の頑張りに刺激をもらっている」という正捕手は今大会、左腕・和田と右腕・寺岡の2人を好リード。攻守で存在感を示し「今までの優勝とはひと味違う」と充実感をにじませた。

 次なる戦いは5度目の出場となる日本選手権。過去4度はいずれも初戦敗退を喫した。水田は「日本選手権での1勝は悲願。全員で企業チームを倒して、球友会の歴史に新たなページを刻みたい」と力を込めた。 (原田 真奈子)

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2017年9月5日のニュース